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2023/07/06(木) 00:42:13.57ID:GshdTQkYアセトアミノフェンは、コロナウイルスの流行によって一時品薄になるなど解熱・鎮痛薬として市販薬でも広く流通している。服用すると肝臓で毒性代謝物に変換されるが、通常はグルタチオンという抗酸化物質によって解毒される。ただ、長期服用によりグルタチオンが処理能力を超えると毒性代謝物がミトコンドリアに作用し、活性酸素を作って細胞死を誘発、肝臓に障害を引き起こす。
北大大学院薬学研究院の山田勇磨教授(薬剤学・薬物送達学)のグループは、肝障害の治療薬として従来のグルタチオンを補う方式ではなく、ミトコンドリアの活性酸素を作る働きを阻害するコエンザイムQ10を小さなカプセルにしてミトコンドリア内部に直に送り込むというアイデアを思いついた。
※以下省略。記事全文はソース元にて
2023.07.05
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20230705_n01/index.html
■北海道大学プレスリリース
ミトコンドリアに薬を運ぶナノカプセルで病気を撃退~ミトコンドリアにコエンザイムQ10を運ぶ抗酸化療法の開発に成功~(薬学研究院 教授 山田勇磨)
https://www.hokudai.ac.jp/news/2023/05/q10.html
■論文
A system that delivers an antioxidant to mitochondria for the treatment of drug-induced liver injury
https://www.nature.com/articles/s41598-023-33893-7