【昆虫】幻の“赤いクワガタ” 触らないで [すらいむ★]
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幻の“赤いクワガタ”北上中 触ると危険!? 「やけどのよう」夏に増殖
夏の風物詩の昆虫採集。
この昆虫は珍しい真っ赤な色をしています。
撮影者:「うちの勤務先で見つけたんですよ。わぁと思った。ちょっとたまげたけれど、見たことないので撮影した」
実はこの昆虫。
幻の赤い“クワガタ”と言われているとても珍しい虫。
その名も「ヒラズゲンセイ」
(以下略、続きはソースでご確認ください)
テレビ朝日系(ANN) 6/29(木) 18:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dcc4f75bc24166b79ffa8950df3b72857615b37 予想以上に赤い
俺はカブトかクワガタのケツだけ赤いのでいいや またこの種類の報道か
ツチハンミョウ、マメハンミョウ、ゲンセイなんかは
猛毒だから怖いなあ
ついでにカミキリモドキとアオバアリガタハネカクシも 甲虫の仲間である程度薄っぺらい体形で大顎が大きければ何でもクワガタと言われがち
熱帯アジアにはクワガタモドキという分類群もいて最大90㎜近くにもなる大きな甲虫だが
むしろやたら長い触角の方が目立ちカミキリに似ている
そしてクワガタにもカミキリにも近くなく、
一番近いのは毒のあるベニボタルに擬態しているアカハネムシという甲虫や
それに形が似ていて大顎がほんのちょっと目立つ(体長1.5㎝で大顎1.5mmくらいw)のキカワムシに近く、
それより>>1のヒラズゲンスイを含むツチハンミョウ科にも、全く縁がないわけではないとされる
(クワガタモドキにもアカハネムシにもキカワムシにも特に毒は無いとの事だが) 明らかに見た目ヤバそうな虫だった
こんなん見たら逃げるか踏み潰すわ 頭がクワガタムシ、体がホタル。
顎以外が真っ赤でたしかに毒々しい。 ヒラズゲンセイは幼虫がクマバチの巣に寄生する
幼虫は1齢幼虫の時は足が長く体が真っすぐで茶色っぽくて良く動き回る
そして花などで待ち構えてクマバチにしがみ付き、そのままクマバチの巣に行って
そこでクマバチの卵をまず食い、それからクマバチが巣に蓄えた花粉や蜜を食べて成長する
というと簡単そうだが、
実際にはクマバチ以外のミツバチ、アシナガバチ、マルハナバチ、ハナムグリ、チョウ、ガでも
くっ付いてしまってそのままクマバチの巣に行けずに死んでしまう幼虫の方が遥かに多い
また、メスのクマバチでなくオスのクマバチに乗ってしまった場合も厳しいが
交尾中に何とか乗り移るという事もある、とされている
(上記の内容は同じツチハンミョウ科のツチハンミョウのものであり、ヒラズゲンセイは違うかも知れん
幼虫がやけくそで歩き回ってクマバチの巣に辿り着く可能性がある)
そもそもクマバチの生態自体の説明が必要になる
成虫は枯れ木に穴を掘ってそこに蜜と花粉を貯め、そこに産卵する
メスはかなり長生きして巣を幾つも作る
最初に羽化したメスは暫く巣の近くに留まり、メス親から蜜を貰ったり、
また巣に近付く外敵を追い払う事もある、という
家族レベルの亜社会性になっている、と説明される
ところで羽化したヒラズゲンセイはクマバチが巣を作りそうな枯れ木の周りなどに多く
そこでクマバチの古い巣に産卵したりもする
これならクマバチの他の巣に寄生するのもまあ容易かも知れん
逆に、上記の若いクマバチはそうやって産卵に来るメスのヒラズゲンセイを
追い払う事もあるとの事 クマバチは世界に何種類もいるが、熱帯地域には真っ黒で体長35㎜もあるものとか
腹の両サイドが白いものなんてのもいる
更に、日本のヒラズゲンセイよりも熱帯アジアのヒラズゲンセイの方が大型個体が多い
日本のクマバチより熱帯のナンバンクマバチの方が大きくなるので、巣に貯め込まれた餌も多くて
それを食べると大型になるのか?というが、まだデータも観察記録も無い
ヒラズゲンセイはオスの大顎が発達するが、これを使って朽木上でオス同士で戦って
勝ったものがメスと交尾する、というのはクワガタと同じである
クマバチは足の力も口の力もハチとしてはかなり強く、しかしオス同士での戦いにこれを使った例は観察は無い
代わりに、マメ科の花でしっかり開かないタイプであるフジなどの花をこじ開けて蜜を吸う
こういう植物はクマバチに受粉を依存しており、クマバチも蜜を確実に得られるので
共生関係にある
クマバチによく似た昼活動性のスズメガというのがいて、ハチに擬態することで身を守っている
だが東南アジアでは胸の黄色いあまり大きくないクマバチと
真っ黒なクマバチがいるが、胸の黄色いクマバチに擬態しているスズメガはいるものの
真っ黒いクマバチに擬態したスズメガはまだ報告されていない
腹の両サイドが白いクマバチはアフリカで見られるが
これに寄生するゲンセイ類というのはまだ見つかっていない
だが、これそっくりのムシヒキアブ(昆虫捕食性)というのがいて
これはそっくりの姿で交尾などをする振りをしてオスのクマバチを尖った口で
突き刺して汁を吸ってしまう、とされている
ただし、そっくりというが腹が細いので、足が白くなっていて
これを腹の両サイドにくっつけて飛ぶのでは?というのだが、これも観察映像は無い
クマバチという移動力あるいは朽木を掘って栄養のあるものを貯め込むという(小規模ながら)環境改変力のある
生物の周りに、共生・寄生・擬態生物が色々といる、という事になる 死んだら太陽光を浴びるとたちまち色が赤から黄色や黒に変色して
しまうようだ。 このクワガタはスズメバチの巣に入り込んで卵を食べたりなど
するのに、なぜスズメバチは排除しようとしないのだろうか?
何か同居しているとスズメバチにとって有利なことがあるの
だろうか?そうでなければ、単なるスズメバチにとっては
害敵じゃないかと思う。 >>26
クワガタじゃなくてツチハンミョウな
あとスズメバチの巣に侵入するんだっけ?
クマバチの間違いじゃね? >>26
スズメバチでなく、クマバチの巣に入り込む
クマバチは(準)単独性で
メスは朽ちた木に穴を開けてそこに花粉と蜜を貯め込んで
卵を産んで巣穴を塞いで
幼虫がそこで育つ
しかしクマバチの力で穴を掘れる朽木なんてかなり柔らかいところで
そんな所は限られているから、そういう場所には何匹もクマバチが
数年に渡って巣を作って穴が幾つも開いている
その古い巣穴に>>1のヒラズゲンセイは産卵し、
孵化した1齢幼虫は1mmくらいしかなくて足がやや長く、自分で歩いて
まだ塞いでいない時期のクマバチの巣にどうにか潜り込む
そんな小さい幼虫をクマバチが見出すのは難しい、というわけだ
また場合によっては、巣穴から飛び出した新オス成虫に幼虫がしがみ付いて
交尾する時にメスに乗り換えて、そして巣に何とか入るのではないか?ともいう
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さて、>クマバチは(準)単独性で
と自分は書いたがここに裏がある
実はクマバチは完全単独性蜜花粉集めハチから
集団性のミツバチへと進化して行く中間過程の分類群とも言える特徴があり
生まれた新メス成虫は暫く巣穴近くに留まり、そこにやって来る
様々な昆虫を追い払ったりする自宅警備員として働く
家族性昆虫と言うべきか
その時にヒラズゲンセイが巣の傍で古い巣穴に産卵しようとしたりすると
妨害する、というのである
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このヒラズゲンセイより広域に生息するキイロゲンセイという昆虫は
クマバチでなく、オオハキリバチというもっとスレンダーだが全長はクマバチとほぼ同じくらいの
ハナバチの巣に寄生する
オオハキリバチやクマバチはかなり大型なハチのため、刺されたら多少は痛いがスズメバチやアシナガバチ程は痛くない
だが記録される中で1例だけ、オオハキリバチに刺されたら「広範囲にわたって水泡が出来て重症になった」例があるとの事
どこで何が付着したのか?は不明である ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています