(CNN) 夏の蒸し暑い夜に人を悩ませる蚊の存在。体臭のどんな成分が蚊を引き寄せているのかを調べた研究結果が、このほど学術誌に発表された。

研究チームはスケートリンクほどの大きさの実験施設にさまざまな人の体臭を送り込み、蚊の行動を観察することで、蚊を引き寄せている化学物質を特定した。この研究は19日の科学誌カレントバイオロジーに発表された。

蚊はハエの仲間でほとんどは花の蜜を餌としているが、産卵を控えたメスはたんぱく源を求めて血液を吸う。

刺された場合、大抵は赤く腫れてかゆみを感じるだけで済む。しかし蚊が寄生虫やウイルスを媒介して、マラリアなどの感染症にかかることもある。

論文を執筆したジョンズ・ホプキンス大学のコナー・マクメニマン氏によると、世界では5歳未満の子どもや妊婦を中心に年間60万人以上がマラリアのために死亡している。

そこでマクメニマン氏の研究チームは、マラリアを媒介する蚊がどうやって人間を見つけているのか解明する目的で、今回の研究を行った。


※以下省略。記事全文はソース元にて

2023.05.27 Sat posted at 12:50 JST
https://www.cnn.co.jp/fringe/35204198.html


■論文はこちら
Human scent guides mosquito thermotaxis and host selection under naturalistic conditions
https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(23)00532-8