11/24(木) 12:57配信
毎日新聞

 塩野義製薬は24日、開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、製造販売の承認を厚生労働省に申請したと発表した。国産としての申請は第1号となる。

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 塩野義が開発しているのは、遺伝子組み換え技術を使った「組み換えたんぱくワクチン」。今回申請したのは、従来株に対応したワクチンで、1、2回目用と3回目の追加接種用を想定している。

 1、2回目用を想定した治験は、国内で未接種者約1000人を対象に実施。英アストラゼネカ社製か、塩野義のワクチン候補のいずれかを接種し、血液中の抗体の量(抗体価)を比較したところ、塩野義製が上回ったとしている。

 追加接種用としては、国内で使用されている米ファイザー社製のメッセンジャー(m)RNAワクチンを2回接種済みの人を対象に、mRNAワクチンか塩野義製のいずれかを投与。mRNAワクチンの追加接種に劣らない効果が得られたとしている。

 国内ではオミクロン株対応ワクチンが主流となっているが、新たな開発については従来株に対応したワクチンの承認取得が前提となっている。塩野義は従来株対応の承認取得を急いだ上で、変異株対応ワクチンの開発を進める方針だ。

ソース https://news.yahoo.co.jp/articles/32f75606932f4d424a0644db65af475ae66ff6d6