2022年のノーベル賞は、自然科学系分野で日本人の受賞はなかった。だが「ノーベル賞級」と評される研究者がいる。物質・材料研究機構(茨城県つくば市)フェローの谷口尚氏(63)と主席研究員の渡辺賢司氏(60)だ。次世代の高速計算機、量子コンピューターに応用できる最先端素材「グラフェン」の評価に不可欠な窒化ホウ素の高純度結晶合成技術に、世界が信頼を寄せる。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC091M70Z01C22A0000000/