原子力規制委員会の更田豊志委員長は17日の記者会見で、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)のテロ対策不備に関する事実上の運転禁止命令について「解除はまだ何も決まっていない」としつつ、9月に自身が任期満了で退任するまでに「(解除に向けて)満たされるべき水準のようなものの議論をやりたいと思っている」と述べた。

規制委は17日、柏崎刈羽原発の「特定重大事故等対処施設」(特重施設)の設置計画を許可したが、更田氏は「申請があれば特重施設の工事計画などの審査は進めることになる」と、運転禁止命令とは別扱いになると説明した。

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