CO₂を削減しながらプロピレンを製造 北海道大学が世界最高性能の触媒開発に成功

 北海道大学の研究グループは、世界最高性能でプロパン酸化脱水素によるプロピレン製造を達成する新触媒の開発に成功した。

 シェールガス由来の安価なプロパンから様々な化学製品の基礎原料となるプロピレンを製造することができる「脱水素反応」は、プロピレンの需要が世界的に高まる一方で、現行の工業プロセスでは高温条件(600℃以上)が必要であることと、炭素析出による触媒の著しい劣化が課題となっている。
 炭素析出を防ぐ方法としては、プロパン脱水素に酸化剤としてCO₂を加えることで析出した炭素を除去する「プロパン酸化脱水素」があるが、実用レベルで有効な触媒は開発されていなかった。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

大学ジャーナルオンライン 2022年2月5日
https://univ-journal.jp/142900/