ワクチンで世界を席巻した米国とワクチン開発競争に敗れた日本。その差はどこにあるのか?

■アメリカでワクチン開発につけられた予算は実に約1兆700億円

 今回のコロナ禍で、ワクチン開発に後れを取った日本が思い知らされたのは、国内医薬品メーカーの開発力の凋落であり、この復活が国家安全保障の要諦であるということだ。

 未知の感染症から国民の生命を守るため、必要な薬を、いかに早く、そして確実に調達すべきか?
 この課題に、国を挙げていち早く取り組んだのが米国だった。

 ’20年、米国のトランプ大統領(当時)が早々にぶち上げたのが「ワープスピード作戦」だ。
 米国疾病対策センター(CDC)をはじめ、国立衛生研究所(NIH)や食品医薬品局(FDA)、さらには国防総省(DOD)などの政府機関と、ファイザー社やモデルナ社といった米国のメガファーマが一丸となってワクチン開発に乗り出す、まさに国家の威信を懸けた一大国家プロジェクトだった。
 つけられた予算は実に約1兆700億円。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

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