オニバスといえば葉が直径2mを超える事もあるくらい大きい割には
花が直径5pで小さい事だな

更にこれは開放花という水上に開く花の方であって
それ以外に、閉じたままで自家受粉するだけの閉鎖花もある

オオオニバスの方は遥かに大きな30pもある花を咲かせる
しかし変わっているのは、花が咲くと夜にコガネムシ、いや正確には角の無い
非常に原始的な形態のカブトムシであるコガネカブト(スジコガネモドキ)族の
コガネムシが集まって花の中で動き回って受粉させる
1日目は白い花で、2日目はややボロボロになって赤紫で開く
1日目は雌しべが受粉し、2日目は雄しべが新たに伸びて花粉を出して
コガネカブトに花粉を付ける

ハスにしろスイレンにしろ、被子植物としては非常に原始的で
1つの花にいくつもの雌しべを付けていることで知られている
そしてそれぞれの雌しべの下に種があるので、いわゆるハスの実は
あんな形になっていて、インターネットでそういう目的で使われてしまった