電池原料のリチウム、海水から効率回収 数百倍速く

 脱炭素社会のカギを握っているのは太陽光や風力などの再生可能エネルギーだけではない。
 作った電気をためる電池も重要だ。
 現在広く普及するリチウムイオン電池は、さらなる需要拡大に伴い、原料のリチウムの調達が難しくなる恐れもある。
 海水に微量含まれるリチウムを効率よく安価に取り出す技術が実現すれば、2050年ごろにはリチウムイオン電池はすべて海から採れたリチウムで作られている可能性がある。

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日本経済新聞 2021年5月24日 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC11DV50R10C21A5000000/