実は人間っぽいクジラ、集団ごとに「方言」話し、行動も異なる

 マッコウクジラは生涯にわたり十数頭規模の母系集団で回遊する。
 カナダにあるダルハウジー大学のハル・ホワイトヘッド教授は1980年代と90年代にガラパゴス諸島周辺でこうした集団をいくつか追跡調査した。
 その後、クジラにすっかり魅了された彼は、英セントアンドルーズ大学の研究者ルーク・レンデルとともに、マッコウクジラの「会話」のパターンを記録し、クジラ文化の謎をひもとく研究に取りかかった。

 マッコウクジラは地球最大の脳を駆使して、自然界では最大の音響システムを操る。
 それは、圧縮空気を使って出すクリック音だ。
 モールス信号のようにリズミカルに連続的に発せられ、その一連の音は音楽用語を借りて「コーダ」と呼ばれる。
 コーダは何秒か続くこともあるが、もっと短いこともあり、時には3回、時には10回以上のクリック音から成る。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナショナル ジオグラフィック日本版 4/28(水) 9:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/58bc2d844bb8e2386065afb5ada0cfb2d246171c