うつ病患者には異なる世界が見えていることが「錯視画像の見え方の違い」から明らかに

 うつ病を長期間患うと、脳の一部が変質することが知られています。
 新たに、うつ病が視覚に与える影響についての研究成果が、ヘルシンキ大学の精神医学と心理学の研究者からなる研究チームによって報告されました。

 研究チームは、うつ病が患者の視覚に与える影響を調査するために、うつ病患者111人とうつ病をを患っていない29人を対象に、錯視画像の見え方を尋ねる実験を行いました。

 研究チームが用いた錯視画像はこんな感じ。両側の図形の中央部分に位置するグレーの正方形はどちらも同じ明るさですが、周囲の明るさの違いによって明るさが異なって見えます。
 この錯視画像はうつ病を患っていない人(青)とうつ病患者(オレンジ)の双方で、約40%の被験者が想定通りの見え方を報告しました。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Gigazine 2021年04月06日 09時00分
https://gigazine.net/news/20210406-depression-change-world-view/