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2011年
https://news.mynavi.jp/photo/article/20110905-kei_supercomputer/images/010l.jpg
https://news.mynavi.jp/article/20110905-kei_supercomputer/4

>スパコンでは多数のコアに仕事を分散する。そして全てのコアでの処理が終わったことを
>確認して次のステップに進む。この終了の確認を同期と呼ぶ。一番上の図のように
>全てのノードの処理時間が同じであればムダは生じないが、OSのデーモン処理などの
>実行(本来の計算以外の処理なのでノイズと呼んでいる)が入ったコアは処理の終了が遅れ、
>それに伴って他のコアとの同期タイミングも遅くなる。

>このようなノイズの入り方は計算とは非同期であるので、まったく同じ計算をやらせても、
>実行時間がばらついてくる。このばらつきをジッタ(Jitter)という。京のLinuxでは、
>ジッタを減らすために2つの対策を取っている。1つはノイズとなる処理を洗い出し、
>ノイズ間隔が短い、あるいは継続時間が長いものはOSのソースコードを改良して
>間隔は200ms以上、継続時間は50us以下になるように改善した。もう1つは
>Tofuインタコネクトのハードバリア機能を使って、下側の図に示すように、
>全てのコアでノイズの発生タイミングをそろえるという改善を行っている。

京のジッター対策はlinuxの改良だったが富岳ではさらに踏み込んで
超並列特化で開発されたMcKernelが導入された。linuxのOS機能依存のソースは
京なみ、依存しないようにMcKernel前提のソースの実行はさらに無駄が減少