精子を「変形」させて泳げなくする植物由来の男性用避妊薬が開発される

 手軽に使える男性用避妊薬ができるようです。

 2月23日に『Nature Communications』に掲載された論文によれば、植物由来の成分に、精子を変形させて泳ぐ能力を奪う効果が確認できたとのこと。

 泳ぐ能力を失った精子は卵子までたどり着くことができず、避妊が成立します。

 さらにこの植物由来の成分は「飲むのをやめると元に戻る(精子の形が)」という避妊薬として重要な性質も備えています。

 「精子を変形させる」というと恐ろしい印象を受けますが、精子の生産能力そのものに影響を与えず、泳ぐ能力だけを狙い撃ちにする戦術は、極めて合理的といえるかもしれません。

 薬として使えるようになれば、男性はリスクの高いホルモン避妊療法に頼らずに、錠剤だけで避妊をおこなえるようになります。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナゾロジー 2021.03.04
https://nazology.net/archives/84233