次世代素材「グラフェン」製のマイクロチップでPCやスマホを何千倍も高速化できる可能性

 炭素原子の六角形格子構造で構成されており、およそ原子1粒分という非常に薄いシート状の物質が「グラフェン」です。
 この次世代素材であるグラフェンを折り紙のように折り畳むことで、従来よりもはるかに小さいマイクロチップを作ることができるという論文が発表されました。

(中略)

 これまで、グラフェンや二硫化モリブデンなどのシート状のナノ物質の構造を変形させると、電気特性が変化することはわかっていました。
 しかし、どのように折ればどのような電気特性を得られるのかは解明されていませんでした。

 論文を発表したイギリスのサセックス大学の研究チームによれば、グラフェンに意図的にねじれを作り出すことで、グラフェンシートが電子部品のような性質を持つとのこと。
 クシャクシャに折り畳んだグラフェンはマイクロチップのように機能し、従来のマイクロチップのおよそ100分の1の大きさになることが判明しました。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Gigazine 2021年02月16日 13時47分
https://gigazine.net/news/20210216-graphene-microchip/