ロボットX線スキャナーが「聖母子像」の真贋を識別 宇宙技術の意外な活用法

 ラファエロ(ラファエロ・サンティ、Raffaello Santi、1483-1520)はレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロとともにルネサンスを代表する芸術家の一人です。
 ラファエロは多くの傑作を残しましたが、「聖母子像」(聖母マリアと幼児のイエス・キリストをモチーフとした図像)をいくつも描いたことでも知られています。

 冒頭の「聖母子像」は教皇レオ10世の依頼でバチカンに飾られ、フランス王室やナポレオンの手を経るなどして、現在は個人のコレクションとなっています。
 しかし、この作品が本当にラファエロの手によるものであるかどうかは疑念が持たれてきました。

 2020年10月20日付けのESA(欧州宇宙機関)の記事よると、チェコの新興企業であるInsightARTが、ロボットX線スキャナーを使用して、本物のラファエロの作品として識別されました。
 InsightARTのロボットX線スキャナーは、以前フィンセント・ファン・ゴッホのこれまで知られていなかった絵画を識別するためにも使用されました。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

sorae 2021-02-02
https://sorae.info/space/20210202-rtoo-xray.html