「風邪をひきにくくする栄養素や食べ物」どこまで信頼できる?

 私は毎日のように、外来でさまざまな病気のお子さんたちを診療している小児科医の1人です。
 そして冬の時期は特に、「風邪」のお子さんが増えてきます。

 「風邪(かぜ症候群や急性上気道炎などともいいます)」は、「鼻づまり、鼻みず、くしゃみ、喉の痛みを特徴とする急性のウイルス性疾患」とまとめられます(*1)。
 その多くは『ライノウイルス』や『(新型ではない)コロナウイルス』によるものです。

 そして風邪にかかる頻度は年齢が低いほど多く、1歳未満では年間6回以上かかると考えられている(*2)ので、特に小児科医は頻繁に診療することになるのです。
 なお、感染防御のための対策(3密を避ける、適切なマスク着用、手指衛生など)により、多くの感染症が減少していますが、ライノウイルスによる風邪は減少していないことが示されています(*3)。

 そして現在、ウイルス感染症の1つである新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によるコロナ禍のさなかです。
 そうなってくると「子どもが新型コロナにかからないためには、どんな食事がいいですか?」という質問を受けることも少なくありません。
 しかし、特定の栄養素で新型コロナウイルス感染症にかかるリスクを減らそうという試みはデータが不足しています(*4)。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Medical Note 1/29(金) 11:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0e92141c5ad7b3f537efd0c22405948f8d9e427