0001すらいむ ★
2021/01/29(金) 10:59:11.07ID:CAP_USER2021年、イリノイ州立大学に勤めるジョー・ヒルガード助教授が、自らが行った論文の不正に対する抗議とその結果について報告しています。※
Crystal Prison Zone: I tried to report scientific misconduct. How did it go?
https://crystalprisonzone.blogspot.com/2021/01/i-tried-to-report-scientific-misconduct.html
Journal retracts two papers linking exposure to violence to aggressive behavior – Retraction Watch
https://retractionwatch.com/2019/12/06/journal-retracts-two-papers-linking-exposure-to-violence-to-aggressive-behavior/
2018年の始め、ヒルガード氏は中国にある西南大学教育学部のチエン・チャン氏らによって執筆された論文「暴力的なゲームが青年期の攻撃性に与えるプライミング効果」について疑問を抱き、独自に査読を行いました。
ヒルガード氏は論文に記載された分散分析の結果の数値が何の意味も持たないことに気付き、論文の筆頭筆者であるチャン氏に報告。
チャン氏から「修正する」との回答をもらい、その後2018年5月に論文は修正されますが、ヒルガード氏は論文をさらに読み進める内に、統計上あり得ない数値がデータとして表れているなど、不可解な点が他にもいくつかあることに気づきます。
ヒルガード氏は、「チャン氏の論文はしばしば不可解な統計データを示している」と述べており、チャン氏が過去に執筆した論文でも同じような不可解な統計データが散見できると指摘しています。
ヒルガード氏はチャン氏が2013年に発表した「攻撃的な言葉や暴力的な映画が与えるプライミング効果」、「青年期の攻撃的な態度に与えるメディアの暴力描写の影響」、2018年に発表した「青年期に短期間触れる映画の暴力と潜在的な攻撃性」の3つの論文から表を抜き出し比較、それぞれの論文で使用されたサンプルデータの母集団が全く異なっているにもかかわらず、算出された数値は驚くほど似通っていたとのこと。
ヒルガード氏は「全く同じ実験を二度繰り返したとしてもこのように似通った数値が出る可能性は低い」と考え、チャン氏は論文のデータを使い回しているのではないかと疑問を抱きます。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
Gigazine 2021年01月29日 08時00分
https://gigazine.net/news/20210129-report-scientific-misconduct/
※「自らが行った論文の不正に対する抗議」は「ある論文の不正に対して自らが行った抗議」のようです。