暗黒物質候補「原始ブラックホール」の再探索がスタート すばる望遠鏡

 宇宙に存在するすべての物質・エネルギーのうち約27パーセントを占めるとされていながらも、正体が判明していない「暗黒物質(ダークマター)」。
 その候補の探索が国立天文台ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」を使って進められています。

 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の研究者らによる国際研究グループは、すばる望遠鏡に搭載されている超広視野主焦点カメラ「HSC(Hyper Suprime-Cam、ハイパー・シュプリーム・カム)」を使い、暗黒物質候補のひとつである「原始ブラックホール」の探索を進めています。

 原始ブラックホールとは、ビッグバン直後の宇宙が急激な加速膨張(インフレーション)をした頃に生じた密度のゆらぎをもとに空間自身が崩壊して形成されたと考えられているブラックホールです。
 原始ブラックホールは近年重力波望遠鏡によって合体にともなう重力波が検出されているブラックホール連星の起源や、初期の宇宙で急速に成長したとされる超大質量ブラックホールの起源を自然に説明できる可能性があるだけでなく、謎の多い暗黒物質の正体である可能性もあることから注目されています。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

sorae 宇宙へのポータルサイト 1/2(土) 18:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f3d68070997ae3de2fe539e0b08b0cd2025d6d0