野生の肉食動物が人間の身近にある“食料”に依存し、その環境に適応すべく進化している:研究結果

 オオカミ、ピューマ、ボブキャットなど、北米に生息する大型捕食動物たちは、いま食料の半分近くを人間から得ている。
 自然界で食物を見つけて食べていた生態からは、大きな変化だ。
 これにより動物同士の衝突が起きたり、ラン用のトレイルや郊外の庭先などで人間と肉食動物の接触が増えたりする恐れがある。

 こうしたなか、ウィスコンシン大学マディソン校とニューメキシコ大学の研究者らが、ニューヨーク州北部オールバニー近郊からミネソタ州の森林地帯にかけての米北中西部に生息する肉食動物7種の食性を分析した。
 分析は被毛や骨に基づくもので、その研究結果が10月12日付で『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に発表されている。

 研究では化学的なトレーサーを用いて分析したところ、動物たちが直接的にも間接的にも人間に関連する食物源に依存している実態が明らかになった。
 例えば、直接的には田畑やごみ箱を荒らして食物を得ており、間接的にはネズミやウサギ、ときにはペットといった小動物を捕食している。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

WIRED.jp 10/27(火) 19:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/feb9d6f79b14ee2cdaac0c248f185d0976881422