米国のIonQが史上最強の量子コンピュータを開発したと発表、IBMの量子ボリュームの記録を2桁も上回ると主張

 イオントラップ型量子コンピュータの開発で注目を集めているスタートアップ、IonQが米国時間10月1日に「完全な32キュービット(qubit)で低ゲートエラーのコンピューターを開発した」と発表した。

 IBMが用いるベンチマークでIonQは400万量子ボリュームを達成するものと期待している。
 これはIBM自身が記録した量子ボリュームを2桁も上回るもの(IBMリリース)で驚くべき飛躍だ。
 事実であれば、これが史上最も強力な量子コンピュータであることは間違いない。

 スタートアップとして豊富な資金調達に成功している(未訳記事)同社だが、これまで量子ボリュームという指標を使ったことはなかった。
 同社の広報担当者によれば、IonQは量子ボリュームが必ずしもマシンの性能を表す最適の指標とは考えていなかったという。
 しかし業界全体がこの指標を使うようになったため、同社としても量子ボリュームの数字を発表したという。
 同社は キュービット相互作用の信頼性が99.9%であることがこの成果を生んだとしている。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

2020年10月06日 by Frederic Lardinois
https://jp.techcrunch.com/2020/10/06/2020-10-01-ionq-claims-it-has-built-the-most-powerful-quantum-computer-yet/