→太陽系以外の星系の姿が撮影された
→惑星は自ら光らないため、系外惑星は食を利用するなど間接的な観測が一般的
→複数の惑星が恒星の周りを周回する星系の姿が直接観測されたのはこれが初めて

最近の天文学関連のニュースでは、太陽系以外の惑星の話題や地球によく似た惑星を発見という話題をよく見かけますが、こうした系外惑星は、実は地球から見えているわけではありません。

惑星は恒星と異なり自ら輝くことができません。太陽系の惑星が観測できるのは太陽の光を反射しているからです。

明るい恒星の近くにある微かな光を、別星系から捉えるというのは非常に困難です。

しかし、欧州南天天文台の超大型望遠鏡VLTは、2つの巨大惑星が若い太陽を周回する別星系の姿を撮影することに成功しました。

星を周回する複数の惑星が直接観測されたのはこれが初めてのことです。

■式悪光らない惑星の直接観測

これまで天文学者たちは、銀河内に数千の惑星を発見していますが、それらは間接的な検出にとどまっていました。

惑星の検出には、恒星の前を惑星が横切ることで生まれる光の変化を検出するトランジット法や、惑星の重力の影響で主星(太陽)の位置のズレを検出するドップラ−分光法が中心です。

これまで直接観測された星系は2つしかなく、それらは非常に太陽に近い位置を回るホット・ジュピターという種類の惑星で、私たちの太陽系とは大きく様子が異なっています。

複数の惑星が、太陽の周りを回っているという、私たちの太陽系とよく似た星系の様子を直接観測し画像にしたという例は、これまでなかったのです。

しかし、直接見て観測するということは非常に重要です。系外惑星の観測でもっとも関心が寄せられる、惑星が生命を生み出せるような環境かを見極める際にも、それは役立つのです。

続きはソースで

https://nazology.net/archives/65307