(CNN) ロシア極東の北極圏内に位置するシベリアの町、ベルホヤンスクで20日、気温が史上最高の38度を記録した。

ベルホヤンスクは世界の「寒極」とも呼ばれ、1892年には氷点下67.7度の最低気温が報告された。6月の最高気温の平均は20度だ。

欧州委員会(EC)のコペルニクス気候変動サービス(C3S)によると、シベリアの気温は月ごと、年ごとに大きく変化するのが特徴だが、昨年から長期にわたり、平均を大幅に上回る状況が続いている。

山火事の増加も目立ち、22日の衛星画像では北極圏付近に複数の山火事が確認された。

C3Sによると、先月の平均気温は1979年の観測開始以来最も高くなり、河川が異例の早さで解氷を迎えた。永久凍土の融解により、タンクから大量のディーゼル燃料が流出する事故も発生している。

https://www.cnn.co.jp/storage/2020/06/23/a953f28adea4bd904f298a08ab773410/t/768/432/d/verkhoyansk-record-high-temp-0621-restricted.jpg

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