横浜港に入港した中国の貨物船のコンテナなどから、女王アリを含むヒアリ300匹余りが見つかりました。横浜港で女王アリが確認されるのは初めてで、横浜市では環境省とともに駆除や調査を進めています。

横浜市によりますと、先月末に中国から横浜港に入港した貨物船から降ろされたコンテナが小田原市の事業者に運ばれたあと、中からヒアリとみられる複数のアリが見つかったということです。

連絡を受けた横浜市などが、コンテナの中や荷が下ろされた横浜港の本牧ふ頭の周辺などを詳しく調べたところ、300匹余りのヒアリが確認されました。

羽があり、繁殖力のある女王アリも、およそ20匹いるのが確認され、横浜市によりますと、横浜港で女王アリが確認されるのは初めてだということです。

また、本牧ふ頭の地面に出入りしているアリも確認されていて、横浜市と環境省は、わなをしかけるなどして駆除するとともに、周辺に広がっていないか調査を進めています。

ヒアリは攻撃性や毒性が強く、市では、ふ頭で働く事業者に対して、疑わしいアリを見つけた場合は踏みつけたり、巣を壊したりしないよう注意を呼びかけています。

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NHKニュース
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