日本が戦争に負けてすぐに出た(少年用のだったか?)科学雑誌だったかに、
(まだ商業用原子炉など影も形も無かった頃)、直気筒エンジンの
パロディーのような原子力エンジンの構想が図解も描かれて述べられていたそうだ。
自分はその科学雑誌の記事そのものは観ていない。
それは、シリンダーの底部がウラン235でできていて、ピストンの底部も
ウラン235でできていて、シリンダーの底部にピストンが近づくと連鎖反応が
起きて空気が高温になってだったかあるいは中性子やγ線の圧力だったかで
ピストンが押し上げられて離れる。そのとき(原子力が)仕事をするので、
ピストンが取り付けられているカム機構が回るトルクを生じる。それで
動力が取り出せるというわけ。でも、核分裂でできた放射性物質が
まき散らされそうで怖いね。もしも作業物質が空気のような気体なら
吸気排気をエンジン同様にするのだろうが、そんな排気ガスには
たっぷりと放射能が混ざるはずだし、そんなエンジンのそばに
居たら被曝して死んでしまうだろう。