>>77
> リニアで使うのは、高温超伝導体だから液体窒素

今、Jリニアの紹介ページを調べたが、上のは真っ赤なウソだな

リニアが使う超伝導材はNb-Ti系合金で冷却には液体ヘリウムが不可欠

ただし、その紹介ページには現時点では書いていないが、まず確実にヘリウム回収・再使用の装置を搭載しているのは間違いない

仮にヘリウムを回収せず使い捨てにしたならば、リニア新幹線で液体ヘリウムをじゃかすか消費したら
現在のヘリウム危機が起こっていなくても、あっという間に国内のヘリウム在庫が尽きてリニアの運行が不可能になるのは確実だからだ

だからリニアにおけるヘリウムの問題で最も重要なのは、リニアでのヘリウム回収率がどの程度になるか?という点
ヘリウムは単原子分子でしかも1sという最も低エネルギーで最も小さな軌道にしか電子が入ってないので、分子としては水素分子よりも更に小さくて
極めて漏れやすいガス(これはお祭り等でのヘリウム風船の中のヘリウムガスが漏れて2〜3日で風船がかなり萎むことで一般の人々も経験済)なので、
高い率で回収するのは難しい

リニアの超伝導磁石冷却に使用するヘリウムに関してどの程度の回収率を維持できるかは、将来の日本でのヘリウム消費量のかなりの部分を決定付けると思われる