今後は老化の進行を止めるだけでなく、人間は生物学的に若返ることが可能になるのかもしれません。
米名門大学UCLAのチームが今までの常識を覆すような研究結果をNature誌に寄稿しています。

1年にわたり混合薬を与えられた被験者らが”若返り”を果たしました。
用いられたのは、成長ホルモンと糖尿病治療薬。

これらの薬が生物学的年齢にどのような影響を及ぼすのか調べたところ、予期せぬ結果が出たのでした。
混合薬を投与された被験者の「免疫系」や、近年有力な老化の指標として考えられているDNAメチル化のレベルを測定した「エピジェネティクス的年齢」が、時間の経過とともに改善。
彼らの生物学的年齢はなんと平均で2.5歳も若返ったのだと言います。

ただし被験者9人という非常に限られた実験規模だったため、今回の研究結果を鵜呑みにするのは危険といえます。
しかし今後の調査で因果関係が証明できれば、老化や病気・医療分野において大きな功績を残すものになるでしょう。
UCLAのスティーブ・ホーヴァート教授は「老化が遅くなるとは予測していたが、逆に若返るとは考えもしなかった。未来を先取りしたような結果だ」と驚きを口にしています。

http://yurukuyaru.com/archives/80915773.html
https://www.nature.com/articles/d41586-019-02638-w
https://www.independent.co.uk/news/science/biological-clock-ageing-turn-back-reverse-study-new-a9094261.html
https://www.iflscience.com/health-and-medicine/it-may-be-possible-to-reverse-your-biological-age-says-preliminary-study/
https://www.reddit.com/r/worldnews/comments/d0gorh/biological_age_of_humans_reversed_by_years_in/