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んなわけあるかい。いちおう2倍の安全率で設計

この安全率に基づいてまず2倍の内圧をかけて静圧に対する強度試験を行った後、
同じ試験機体で与圧の繰り返しによる疲労試験を行なった。しかし最初の耐圧試験で
材料が伸びて丈夫になってしまい金属疲労による亀裂が発生しにくくなっており、
続く疲労試験結果から算出される疲労寿命は実際よりはるかに長くなってしまった。
この誤った寿命に基づいて、まだ安全なはずと飛ばしているうちに金属疲労が進んで、
想定より早く空中破裂に至ってしまったものである。

現在では当たり前の知見だが、この事故で初めて広く知られることになった。
その後の飛行機開発では耐圧試験と耐久試験は別の試験機体で行なうようになった。