ヒアルロン酸の機能性とは...「ヒアルロン酸機能性研究会 第5回学術大会」9月26日に開催
http://www.agingstyle.com/2019/07/05002836.html
2019/7/5
エイジングスタイル

写真:ヒアルロン酸の保水力は、1gにつき水6リットルといわれている
http://www.agingstyle.com/images/2019/06/as_20190627132859.jpg

【科学(学問)ニュース+】

ヒアルロン酸は、水を非常に多く保持する能力がある高分子だ。もともと人間の体にある成分で、みずみずしさやしなやかさをつくり出す元となっている。加齢とともに減少してしまうが、化粧水として肌に直接塗布したりサプリやドリンクなど食品としても摂取可能で、医療領域でも関節への注射、点眼薬などで使われることが多い。

しかしながら、まだ謎の多い成分であることも事実。その機能性に関する研究や情報発信を目的として2015年に設立された「ヒアルロン酸機能性研究会」の学術大会が9月26日に開催される。

当日のプログラムは、「健康食品の機能と表示」や「ヒアルロン酸を主成分とする皮膚再生医療製品の開発」をテーマにした講演に加え、山下理絵 湘南藤沢形成外科クリニックR顧問による特別講演「美容医療におけるヒアルロン酸注入の実際」も行われる。 また、「高分子ヒアルロン酸を皮膚(真皮)中に伝達するための皮膚適用製材の設計」「経口摂取されたヒアルロン酸の消化管吸収評価」「特許トレンドから見るヒアルロン酸の産業利用」など多角的なテーマの学術講演も興味深い。

変形性膝関節症、ドライアイ、乾燥肌など「うるおい不足」がもたらす症状は多岐にわたる。安全性が高いといわれるヒアルロン酸のような成分の研究を積み重ねることが、健康寿命の延伸、QOLの向上に役立つことに期待したい。

■■続きはソースをご覧ください。