0001一般国民 ★
2019/06/22(土) 07:51:14.08ID:CAP_USERhttps://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1906/21/news029.html
2019年06月21日 15時00分
MONOist,ITmedia Inc
画像:独自技術の「RNAモニタリング」(クリックで拡大) 出典:花王
https://image.itmedia.co.jp/mn/articles/1906/21/mn_medical_19060603a.jpg
画像:RNA発現情報の比較(クリックで拡大) 出典:花王
https://image.itmedia.co.jp/mn/articles/1906/21/mn_medical_19060603b.jpg
花王は2019年6月4日、人の皮脂中にRNA(リボ核酸)が存在することを発見し、皮脂中からRNA約1万種の発現情報を解析する独自技術「RNA Monitoring(RNAモニタリング)」を構築したと発表した。
人の皮脂をあぶら取りフィルムで採取し、RNAが存在することを発見した。
さらに、皮脂がRNA分解酵素(RNase)の作用を阻害することで、皮脂中にRNAが安定的に存在できることを明らかにした。
RNAモニタリングでは、皮脂中のRNAを抽出・精製し、次世代シーケンサーを用いて網羅解析したデータをヒートマップにより可視化する。
健常者やアトピー性皮膚炎患者の皮脂中RNAを解析したところ、アトピー性皮膚炎患者では、皮膚のバリア機能維持に重要なRNA種の発現が減少する一方で、
炎症の亢進に関わるRNA種の発現は上昇していた。
この結果はアトピー性皮膚炎の重症化に伴い発現が上昇するRNA種の変化と一致し、皮膚のRNA発現情報にアトピー性皮膚炎の肌状態が反映していることが分かった。
DNA(デオキシリボ核酸)はその人固有のものとして一生変化しないのに対し、RNAは体調や環境によって変化する。
そのため、肌の状態を知るためにRNAは有用と考えられてきたが、これまで皮膚のRNA解析をするには侵襲性の高い生検が必要だった。