0001しじみ ★
2019/05/12(日) 20:53:59.29ID:CAP_USER滋賀県高島市沖にある水深約90メートルの「第一湖盆」。県琵琶湖環境科学研究センターの職員が4月8日、水質実験調査船「びわかぜ」に乗り、湖底層の水に溶けた酸素の量(溶存酸素量、DO)を測った。観測点のDOは1リットルあたり5・0ミリグラムで、例年の半分程度しかなかった。
琵琶湖では例年なら1〜2月に「全層循環」が起きる。強風や雪解け水で表層の水が冷やされて下層に沈み、下層の水が上昇する。酸素を多く含んだ表層の水が湖底に届き、生物がすみやすい環境になるので、「琵琶湖の深呼吸」とも呼ばれる。
県は毎年、琵琶湖の最大水深(約104メートル)に近い第一湖盆を調査し、琵琶湖全体で全層循環が起きたかを判断している。
だが、この日の調査では、酸素を多く含んだ表層の水は、水深70〜80メートル域より下に届いていなかった。季節はすでに春。湖の表層の水温は上昇している。これまで最も遅かったのは2007年で、それでも3月19日だった。
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20190508000667_commL.jpg
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM57655RM57PTIL00Z.html