コウモリが飛ぶ時に広げるような膜状の翼を持つ1億6300万年前の小型恐竜の化石を中国遼寧省で見つけたと、中国科学院のチームが8日、英科学誌ネイチャーに発表した。恐竜から鳥に進化する過程では多様な飛行手段が現れたが、「飛膜」と呼ばれるこの翼は軽い羽毛の翼と違い、主流になれないまま消えてしまったようだ。
 2015年にも河北省で似た恐竜化石が報告されたが、飛膜とされた組織は断片的で、疑問視する声があった。今回は指と指の間にあるのが確認できた。国立科学博物館の恐竜研究者、真鍋真さんは「飛膜を使う飛行の仕方があったことが説得力のある仮説になった」と指摘している。

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河北新報オンラインニュース
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