【動物】仕事ほしくて仲間を妨害? 働くハダカデバネズミ、尾を引っ張る[02/20]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
集団生活をするハダカデバネズミは巣の中で、仲間の足ならぬ尾を引っ張り、仕事の邪魔をする――。そんな生態を総合研究大学院大などの研究チームが見つけた。妨害の理由ははっきりしないが「集団のために自分が働きたくて仕方ない、という行動の傾向が影響しているかもしれない」と説明している。
東アフリカの地中で暮らすハダカデバネズミは、最大200匹にもなる集団で生活し、女王と繁殖のためのオスのほかは、繁殖せずに仕事を続ける「ワーカー」が大半だ。ワーカーが中心となって仲間と協力しながら、穴掘りや掃除、子育てなどをしている。アリやハチなどの昆虫にはいるが、繁殖をせずに集団のために働き続ける哺乳類は珍しい。
研究チームは三つの巣からハダカデバネズミ31匹を集め、同じ巣に属する4匹を300個のプラスチック片の入った飼育スペースに入れて計75時間観察した。すると、ハダカデバネズミはプラスチック片を取り除こうと掃除を始めるが、一緒に働こうとする仲間の尾を引っぱり、部屋から排除する妨害行為が138回見られた。よく働く個体がいる部屋で多く起きていた。
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20190220001204_commL.jpg
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASM2N3G3FM2NULBJ001.html まるで日本の企業組織だな
できる奴の足を引っ張って、自分の仕事を維持する >>7
なぜ日本だけと思うんだ(笑)?
ダメリカとかは日常茶飯事だぞ サイエンスゼロでやってたね。
低酸素の環境下で歳とっても癌とかになり難いって。 もしかしたら働ぎ過ぎの個体を見つけて休ませようとしているのでは? >>11
あの番組見てて思いだしたんだが、同じ地下生活真社会性のアリも、
無茶苦茶低酸素強いし、寿命が長い。
まず寿命だが、普通のクロヤマアリとかクロオオアリなんかでも、
新女王が単独で育てた虚弱な働きアリだと1年くらいしか生きないのだが、
普通の育ち方をした働きアリだと2年以上生きる。
クロクサアリなんかのクサアリ類だと、やはり働きアリで数年オーダーの寿命があったはず。
おなじ真社会性膜翅目のミツバチの働きバチが1か月くらいしか生きられないのと対照的。
次に低酸素耐性だが、飼育実験していた時に飼育装置の引っ越しをしようとして、大失敗したことがある。
普通の昆虫だと、低温+炭酸ガスで長時間麻酔できるんだが、アリだと大量の炭酸ガスぶっかけても
全然麻酔できない。 俺も見たよ、面白かった、同じ哺乳類だし人間の不老不死につながるかもしれんね
それはさておき、記事でも哺乳類には(真社会性は)珍しいとか言ってるが、他にいるのか?
そもそも哺乳類以前に脊椎動物には極めて珍しいと思うし、他には知らないのだが、
爬虫類や鳥類や両生類にはいるのかね >>14
同じデバネズミ科でもう一種、真社会性のやつが見つかっているって報告を
専門雑誌「生物科学」の特集記事で読んだことがある。
毛の生えた、裸じゃないやつみたい。 >>1
邪魔や妨害じゃなくて、
自分がやるからいいよ休んでてという善意じゃないのか >>14
ありきたりだが警察は事前には動かない。
今じゃどこの家庭もSECOMが当たり前の時代なんだから
襲われるのが嫌なら隣にボディーガードを付けとけばいいんだよ。
http://guard-dog.crayonsite.com/
格安ボディガードのガードドッグなんか時給2500円で付いてくれるから相手が確実に来るときに付けとくだけでもかなりの抑止効果になるよ。 >>14
雄ヘテロ型の種にしかありえないことじゃないかな
と思ったんだけどどうだろう 名前がかわいそうと思ったが
写真をみてナイスネーミングセンスと思った >>18
雄へテロの進化ルートは、昆虫の膜翅目なんかがそうだが、それ以外はあと1系統ぐらいしかない。
シロアリとか、社会性テッポウエビとか、ハダカデバネズミなんかは違うルートの進化で真社会性を獲得している。 >>20
よくわからんが、でもそれ全部雄ヘテロだろ >>21
少なくとも、シロアリは雄へテロじゃない。
たぶん、ハダカデバネズミもそう。
シロアリの場合、枯死植物の分解のために共生している微生物の維持に社会性が深くかかわっている。
シロアリの共生微生物は外肺葉性の後腸に住んでいるんで、脱皮をすると中身ごと脱ぎ捨てられてしまう。
それを、血縁他個体から補給しなおしてもらって共生微生物群集を維持するっていうのが、
シロアリの真社会性進化の原点。
あと、地下の密閉空間での菌類感染防止のグルーミングを、膜翅目のアリなんかは1個体でできるが、
シロアリは複数個体で互いにグルーミングしあわないと不可能。
だから、シロアリの新コロニーの創設は雌雄ペアか、複数雌の集団かという複数個体で行われる。 >>23
シロアリは雌雄ペアていうのはなんか聴いたことあるな
雄ヘテロ、つまりメスが種のデフォルトで、メスを改造してオスを作った種なら、
ハチみたく女王を中心に社会ができるよね >>24
むしろヤマトシロアリなんかは(これは日本人研究者が明らかにしたことなんだが)、
王と女王のペアで創始したコロニーで、女王は比較的早く寿命が尽きて、
女王が単為生殖でつくりだした亜女王に生殖をバトンタッチする。
コロニーの最盛期には既に女王は死んでいて、おびただしい数の亜女王と王との交尾で
コロニーが維持されている。
王の寿命が尽きた時に、コロニーが死滅する。 >>26
単為生殖でメスが生まれるんだ
ならハチと逆だね
雌ヘテロかそれ以外かもね >>25
シロアリがメス中心社会ではない理由が2つあって、
ひとつはコロニー創始時に雌雄のペアが互いにクリーニングしあって
協力し合わないとカビの感染で死んじゃうから。
もうひとつは、ハチやアリには貯精嚢が発達していて、
コロニー創始前の結婚飛行による交尾で一生使う分の精子を蓄えてしまうのに対して、
シロアリではそういう芸当が出来なくて、卵をある程度産むたびに交尾しなおさないといけないから。 あれ?ハチも単為生殖でメスが生まれるんだっけ?
どっちだ、わかんなくなってきたw >>29
ハチやアリのような膜翅目は、卵が受精しないとnで発生して雄になる。
卵が受精すると、2nで発生して雌になる。
つまり、受精刺激が発生開始刺激になっているとこのシステムが成立しないので、
膜翅目は産卵時に卵を生殖器の狭窄部で強く締め付け、この刺激で卵割が始まるようになっている。 >>31
実際、クロオオアリの女王から卵巣卵を取り出して、卵の短径より狭いガラス管を無理やり通過させると、
発生がスタートするって研究がある。 >>20
思い出した!
膜翅目以外の雄へテロの真社会性は、植物寄生性のアザミウマの一種だ! >>11
あれ、脳に果糖ってのがすごく気になった
人間だと糖化能高い果糖は毒だから速やかに代謝されるんだが
http://aasj.jp/news/watch/8072 アリ詳しいマンが居すぎだろw
なるほど勉強になりますわ >>34
果糖、まず小腸上皮細胞で代謝されるんだ。
なんか、腸内細菌によって食物繊維が代謝されて生成してくる短鎖脂肪酸を
まず大腸上皮細胞が代謝するって話にも似てるね。
脳で果糖が嫌気的に代謝される経路ってどうなっているのか、
番組を見ていてまずそれが気になったね。
上で述べたように、アリも真社会性で低酸素の巣の中で活動し、寿命が長い、
そして炭酸ガスを大量にぶっかけてもマヒしない、というのが似てるんで、
もしかすると同様に神経節で果糖の嫌気代謝をやっているかもしれない。
アリをそういう方面のモデル生物に使えないものかな。 >>6
ガンの修復能力が凄くて30年も生きる事が出来る
ネズミ。遺伝子解析してがん治療に役立てる事を期待している
とか? 酸化しないから長生きなんだよね?
昆虫てアリに限らず、真空にしない限りは密閉空間でも生きられるよね
ならば虫を飼育するときは、
なるべく密閉空間で低酸素状態に置いといた方が長生きするだろうか いえね、おととい飼ってたカマキリが死んだばっかりなんよ(´;ω;`)
来年はなるべく低酸素で飼育してみようか
どうやりゃいいかわからんが >>38
昆虫って、普通は大量の炭酸ガスをぶっかけると麻痺して動けなくなる。
それで、実験の時の麻酔に炭酸ガスを大量にかけ、動かなくなったところを
アイスノンなんかの冷却材に乗せて麻痺を長引かせたりするんだな。
ところが、実体験上、アリに大量に炭酸ガスをぶっかけても平気で動き回ってる。 >>40
ああ、じゃあアリは昆虫の中でも特別に低酸素状態に強いてことか
野外で昆虫採集して、瓶とかに密閉してても、たいていの虫はしばらくは生きてるけどね
ずっとだとどうかは知らんが カマキリは酸素を出す植物の上に乗ってる生き物だもんね
アリは植物からは離れた位置で生きてる、土の上で やっぱサイズの問題てのもあるんだろうな
白亜紀あたりの酸素濃度の高かった時代には昆虫もデカかったらしいし >>41
地下で集団で生きる真社会性動物で、
ワーカー階級が近縁の非社会性動物より異様に長生き
しかも酸欠に極端に強い
ってところがアリとハダカデバネズミはそっくりなんだよ。 >>44
なるほどね
なんで哺乳類なのに、サイズも虫よりはでかいのに、
ハダカデバネズミは低酸素に強いのかな?
ちょっとググったら、痛みも感じないらしいじゃない?
昆虫みたい >>48
ブサ可愛いよね
最初はちょっとギョッとするけど、動画みてると愛らしくなるという
熊大に見に行っちゃおうかな、見せてくれるかな
飼育観察してるんだってね
リアルで見たことないから
熊本住みなんで >>51
白亜紀じゃなくて石炭紀だっけか
知識適当でごめん
田舎のただの虫好きなんで ハダカデハネズミどんだけネタがあるんだよ
容姿がアレだからって余計に調査されてんじゃね
ただのネズミの姿だったら気づかれなかったのでは? >>15
ウイキに出てた
ダマラランドデバネズミって近縁種がいるらしい チョウセンヒトモドキも足の引っ張り合いが大好きだよ。 競争社会の戦略では、競争相手の足を引っ張ることも競争で勝つための利得行動になるからね。 これそういうのとはちょっと違うというか
習性的、本能的に仕事がしたくてたまらないんだろ、だから邪魔して自分が仕事ができるようにしたいだけ
自分に何か役割や仕事さえ与えられてればいいわけで、勝ち負けや競争と言うのとは異なる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています