2019年01月15日
専門家が警鐘! 日本列島を襲う巨大地震8連発
https://wjn.jp/article/detail/1821099/
 まず、1854年7月9日(嘉永7年6月15日)に伊賀上野でM7・25の直下型地震が発生した。当時の古文書には、上野城の東西大手門の
石垣が崩れ、番人4名が死亡し、地滑りなどの被害も大きかったことが記されている。死者は995名。
うち伊賀上野付近の死者は625名、負傷者994名、家屋倒壊2270戸、蔵倒壊306件に上った。
 そして、1854年12月23日(嘉永7年11月4日)に南海トラフであるM8.4の安政東海地震が発生した。

 南海トラフ地震で現在、心配されているのは巨大地震の連鎖で、当時も同じ現象は起きていた。安政東海地震の翌日には、
四国の高知沖で安政南海地震(1854年12月24日)が発生し、その2日後に豊予海峡地震が起きたのである。
「豊予海峡地震はM7.4、安政南海地震はM8.4の巨大地震です。近畿から四国、九州東岸に至る広い地域に甚大な被害を与えました。
津波の被害も多く、土佐地域では、推定6から7の大津波が押し寄せ、372人が溺死した」(同)
 安政南海地震による全国的な被害状況は全壊家屋2万余戸、半壊家屋4万余戸、焼失家屋2500余戸、流失家屋1万5000余戸、
死者約3万人と推定されている。
 中央構造線が活性化していたため、内陸でも直下型地震が起きた。
 1855年3月18日(安政2年2月1日)には飛騨地震が発生している。白川郷を震源に発生したM6.8地震だ。死者12人だったため、
あまり記録も残っていないが、その8カ月後には、前述した安政江戸地震が発生しているのだ。
「中央構造線は現時点で活性化しています。関東ローム層の厚い堆積物で覆われているため、東京近辺はどこを通っているか不明だが、
北は茨城から南は都内まで諸説ある」(前出・島村氏)
 もし、都内を通過して太平洋に抜けているとすれば、安政江戸地震の襲来もよく理解できるところだが、昨年の大阪北部地震を
経験している我々にとっては、非常に気になる点がある。
「昨年は長野県内で震度5強、群馬・渋川で5弱の地震がありましたが、いずれも中央構造線絡みと考える研究者もいます」(同)
 つまり、中央構造線上で大阪北部、長野、群馬の大地震…と震源が北上しつつあるのだ。このままいくと、今年中かオリンピックの
行われる2020年頃に東京直下地震が発生しても何ら不思議ではないのである。
 話を江戸時代に戻す。1856年8月23日(安政3年7月23日)には、安政八戸沖地震が発生した。
八戸藩史稿には、「最希有なる強震で八戸城が所々破損し、湊村は海嘯によって浸水し流家があった」と記されているが、
被害は少なかったという。
 8連弾の最後は、1858年4月9日(安政5年2月26日)の飛越地震である。越中・飛騨国境(現在の富山・岐阜県境)の跡津川断層
を震源に発生したM7.0と推定される地震。
 北陸地方や飛騨国を中心に大きな被害をもたらし、死者426人、負傷646人、家屋の全半壊・流失2190戸とされている。
富山藩士の体験記には「地面が階段状に隆起した」「水が一時に湧き出、白砂がまじってふき出し」などの被害状況が描かれている。

 安政東海地震が起きた1854年は元号が変わった安政元年。今年は新元号の元年である。

(抜粋)


2019/01/02
【地質学】次は南海トラフではない? 「隠された地震」の怖さ 2019年に危ないのはのはどこか[01/01]
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1546398762/100,225,227,242,267-270,271,289,292,306-310,316,321-325