>>69,70
ILCに大金を注ぎ込もうとする連中こそ国賊であり売国奴だ
ILCの建設と数十年先の運転終了までの維持・運営の費用の日本負担分は恐らく2兆円ほどにも上る

この2兆円を生命科学や材料科学、量子情報といった学術的にも産業的にも極めて重要な分野で才能のある若手の研究者たちを
研究に専念できる俸給で安定雇用して(つまり有期雇用でなく定年までの終身雇用で)短期間の成果で判断せず(少なくとも10年かそれ以上の)長期的で
安定した研究費を与えて基礎研究に専念させてやれば、数十年後にどれほど多くの重要な成果、学術的であったり産業の種になるという意味で実用的に重要であったり
様々な多数の成果が産み出されることか

平均俸給1千万円で年当りの平均研究費5千万円で35歳から30年間(30〜35歳は選抜のための有期雇用)で安定雇用して安心して研究できるようにすれば、
1100人近くの若く優れた研究者が研究に専念できるようになるのだ

1000人以上の若手研究者を30年間もの間、安心して基礎研究に専念できるほどの巨額の研究予算の全てを、
只の精密測定用で実益はおろかノーベル賞級の発見1つすら全く期待できない単なる下働きをするだけの
下女加速器1台の建設・運営に注ぎ込むなんてのは我が国の科学技術立国の自殺行為だ

アメリカも巨大加速器の建設・運営費が如何に無駄かを悟り、先進国ではいち早く巨大加速器の建設を打ち切り(30年以上前の1980年代に最後の建設計画であるSSCを中止)、
更にCERNのLHCに次ぐ巨大加速器のテバトロンも2010年代初頭に運転を打ち切って廃止した

世界最大の科学技術大国のアメリカでさえ巨大加速器の馬鹿馬鹿しさや巨大な無駄に呆れて巨大加速器を切り捨てた、
否、巨大加速器を切り捨ててそれに飲み込まれていた莫大な予算をより重要な生命科学や量子情報などに注ぎ込んだからこそアメリカは現在も世界最高の科学技術を
維持し続けられているのだ

日本が身の丈に合わない巨大加速器ILCに面子や見栄のために兆円単位の巨費を注ぎ込んで、学術的にも実益的にも素粒子物理なんかよりは遥かに重要な諸分野、
例えば生命科学や材料科学(物理学でも物性物理の方面)や量子情報などへの研究投資の規模が絞り込まれて若手研究者の待遇の改善を怠れば、
30年先の日本はノーベル賞という名誉も新たな科学技術産業の種も生まれない3等国に落ちぶれてしまうのは確実だ

日本は速やかに見栄や面子や素粒子物理屋の既得権益を捨てて、今や実用的価値だけでなく学術的価値も素粒子物理学などより遥かに重要になった
生命科学や材料科学や量子情報などの幾つかの分野に集中投資し、特にそれらの分野で才能ある若手研究者を大量に安心して基礎研究に専念できる態勢を
整えるのにILC建設運営予算になるはずの巨額を投入すべきだ

ILCは我が国の科学技術立国を亡ぼす悪魔だ
狡猾なヨーロッパ人達はそれ(科学技術大国日本の没落)をも狙ってILCを日本に押し付けていることを日本人は早く気づくべきだ
今こそ日本はNOと言える国になるべきだ