>>217
> 別に見た目の感動で決まる話じゃない。
> 普通に生きてる人でもCERNくらいは知っているし、
> そこからインターネットやヒッグス粒子の発見が生まれたことも知っている。

君は全く現実を認識できていないようだね。
日本国民でCERNとは何かを知ってるのなんて1割も居ないし
大学の理工医歯農薬系の学生や卒業生に限ったって3割と知らないだろう。

そうだと推定させる最大の根拠は次の君自身の1文にある。

> そこからインターネットやヒッグス粒子の発見が生まれたことも知っている。

君自身が上の1行程度の間違った知識しか持っていないからだ。
インターネットを産み出したのはCERNなんかじゃない。
アメリカのDARPA(高等研究計画局)によるARPAネットがインターネットの起源だよ。
CERNが産み出したのはWorld Wide Web、つまりインターネット上のハイパーリンクの世界だ。
メールなどはWWWの生まれる前から使えていたし、その時代のインターネットでも既に一般の人々に公開されていた。

君ほどのレベルの人間でさえインターネットの起源すら正しく理解できていないのだから
科学などにほとんど興味のない大半の一般人がインターネットやWEBの起源など正しく知ってるはずがないし
ましてやCERNが研究機関の名前でスイスのジュネーブ近郊に所在していることなど知ろうはずもない。
ヒッグス粒子なんてそれのノーベル賞が朝刊記事に載った朝に名前を知り夕方には忘れたことだろう。

> その拠点が日本に出来れば科学への関心は一般人レベルでも間違いなく高まる。

だから間違っても高まらない、その程度の認識なのだから。それで関心が高まるのは国民の1割も居ない。
せいぜい日経サイエンスを自分で買わなくても図書館でほぼ毎号読んでるようなレベルの科学ファンだけだ。


> ちょっと視野が狭過ぎるよ。
> それと科学とか研究を特別視し過ぎてないか。

視野が狭いのは君だ。一般人の間の科学を余りにも楽観視(つまり君自身と同じレベルと看做すこと)し過ぎている。世の中で君のような人間(私もだが)は圧倒的に少数派なのだ。
一般人の9割以上はCERNもヒッグス粒子も知らないしインターネットやWEBの始まりも知らない。そもそも君ですらインターネットの起源を正しく理解していなかった。
科学に対する一般人の知識・関心のレベルを余りにも高く見積もり過ぎている。

ILCにホスト国負担総額(建設費分担分と数十年間の運転・維持・保守費分担分)の2兆円前後も注ぎ込むことは死に金なのだよ。
科学技術に一般の人々を惹きつけて科学研究を振興したいならば、一般の人々にアピールできる素晴らしい成果を次々に挙げることだ。
それは難解で応用に結びつかない問題しか残っていない素粒子物理では果たせない。
医学の難病治療などに直結する生命科学や暮らしを豊かに便利にする材料科学といった地に足がついた科学分野で多数の若手研究者に安定した終身雇用ポストを与えて
長期的な予算措置で安定して研究費を支給し安心して基礎研究を長期的にやらせてやることだ。