ILCは現在技術の用いた装置であって、もし建設中に革新技術が登場した場合、
時代遅れにならないか?と言う心配がある

現在加速器技術は超伝導キャビティーが主流だろうが、革新的技術とはレーザーや
プラズマを用いた新原理を用いた加速器のことで、粒子を同等エネルギーレベル
まで加速するのに必要な加速距離が桁違いに短くなる可能性がある

もしこのような加速器が実現すれば、桁違いの小予算で同等のエネルギーまで
粒子を加速できる加速器が生まれるかもしれない

実際にJSTの未来社会事業では10年プランでこの種の加速器の研究開発が
始まっている

大型素粒子加速器でしか実現できないような高エネルギー粒子を、研究室
レベルで実現できるようになれば、それでこそ、新しい素粒子物理学の
展開や新技術創出につながらないか

将来の技術の進歩を見越した慎重な議論が必要だろう