2030年の完成に向け中国で開発が進められているコライダー(衝突型加速器)は、2040年にはグレードアップを果たし、スイスのLHC(大型ハドロン衝突型加速器)の7倍の加速エネルギーを目指す。プロジェクトには、中国の研究者の他に、米国や欧州、日本の専門家も参加している。総費用は、50億ドル(561兆6000億円)を上回るとみられる。

中国のコライダー周長は、100キロメートルにもおよぶ。スイスのLHCの周長が26.659キロメートルであることから、完成すると世界最大規模となる。新しい円型コライダーの概念設計は、9月に国際検査を合格、まもなく中国国内での建設が着工される。2030年の完成が予定され、2040年には最大加速エネルギーが100兆電子ボルトを目指す。

これはスイスのLHCの7倍の威力となる。新しい中国製コライダーは、新しい材料と核物理学分野の研究のための最先端の条件を作り出すと、中国国営の英字紙グローバル・タイムズが報じた。

https://cdn1.img.jp.sputniknews.com/images/524/35/5243500.jpg
https://sptnkne.ws/jRQn