>>931
ヨコから失礼

問題点1
周碑算経より
「度得六千六百五十二里二百九十三歩」
「倍正南方,以正勾定之。即平地径二十一歩,周六十三歩。令其平矩以水正,則位径一百二十一尺七寸五分。」

ここから、周碑算経の中でも里と尺の通常の換算ルールは維持されていることが推測できる
すなわち、1里=300歩=1800尺=18000寸
よって、短里を主張するなら、歩も短歩、尺も短尺、寸も短寸でなければならない
1短里=76mなら、1短尺≒4.2cm、1短寸≒4.2mmとなる
8尺の棒で影の長さを測ったら、1尺6寸、南千里で1尺5寸、北千里で1尺7寸とあるが、
これは33.6cmの棒で影の長さを測り、その影の長さの違いはたった4.2mmとなる
短里を主張するのなら、公式の尺での8尺(193.6cm)の棒を使ったという主張は通らない
誤差を考慮すると4.2mmの差を測定したというのは極めて非現実的
また当時の社会で、短尺や短寸などの度量衡を使っていたという主張も非現実的

問題点2
周碑算経には夏至の日以外にも冬至や春分、秋分、立春、立秋などの日の影の長さが載っている
たとえば、「春分七尺五寸五分」、「秋分七尺五寸五分」
夏至と冬至の日以外、全部間違っている
周碑算経には測定せず、机上の計算でデタラメの長さが書かれている
洛陽においてさえ、実際に測定してなかったのに、南北千里の場所で実際に測定したという主張に信憑性はない

問題点3
洛陽の南北76kmの地点は山岳地帯
そんな場所に、正確に距離を測りながら直進することは不可能

よって、南北千里の場所での1尺5寸、1尺7寸は実測値ではない