【天文学】「こぎつね座CK星」17世紀に目撃された現象の正体は、白色矮星と褐色矮星の衝突[10/16]
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1670年7月、はくちょう座の頭のあたりに突然、北斗七星の星々と同じくらい明るい新天体が出現した。この天体は徐々に暗くなった後に再増光し、さらにその後は肉眼で見えないほど暗くなった。現在この位置にはコンパクトな天体があり、その左右には塵とガスでできたリング状の構造が見られ、砂時計のような形をしている。
この天体「こぎつね座CK星」が明るくなったのは、普通の新星爆発ではなく、恒星同士の衝突によるものらしいと考えられている(参照:「星同士の衝突でまきちらされた放射性元素を発見」)。しかし、どういった種類の星が衝突したのかについては、はっきりとはわかっていない。
英・サウスウェールズ大学のStewart Eyresさんたちの研究チームは、アルマ望遠鏡を用いて、砂時計の形に広がった塵を通して届く背景の星からの光を観測した。このような方法によって、塵構造にどんな物質が含まれるかを調べることができるのだ。観測ではリチウムが検出されたほか、炭素、窒素、酸素の同位体の存在比も異常な値を示した。
この結果から研究チームは、こぎつね座CK星が明るくなった現象の正体は、白色矮星と褐色矮星の衝突らしいと結論付けた。白色矮星とは太陽のような比較的軽い恒星の一生の最期の姿である。一方の褐色矮星は、質量が軽すぎるために核融合反応でエネルギーを生み出して恒星として輝くことはできない天体である。
「白色矮星は褐色矮星の約10倍ほど質量が大きかったと思われます。褐色矮星は白色矮星に向かって落ちていきながら、強い潮汐力で引き裂かれていったはずです。そして、2つの星が衝突し爆発した際に、様々な分子や同位体元素が放出されたのです」(米・アリゾナ州立大学 Sumner Starrfieldさん)。
「こうした分子が検出され、どのように周囲に広がっていくのかを観測することで、この現象の真の起源に関する確固たる証拠が得られます。このような現象が決定的に確認されたのは初めてのことです。砂時計の部分にはホルムアルデヒド(H2CO)やメタノール(CH3OH)、ホルムアミド(NH2CHO)といった有機分子が豊富に含まれていますが、こうした物質は核融合反応が進む環境で生き残ることはできないと考えられていますから、爆発の残骸の中で形成されたはずです。これは、褐色矮星と白色矮星が衝突したという結論を支持するものです」(Starrfieldさん)。
■アルマ望遠鏡でとらえた、こぎつね座CK星
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2018/10/14139_ck_vul.jpg
アストロアーツ
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10236_ck_vul >>32
高いところから物を落として地面にぶつけると地面に穴が開いたりするだろ?
これは高いところにある物が外部に対して働きかける能力のようなものを
潜在的に持っていて、それが地面に落ちた時に穴を開けるという形で現れたから
このような高いところにあるものが潜在的に持っている外部に対して働きかける
能力のことを重力による位置エネルギーと呼ぶ
重力による位置エネルギーは他にも色々な形で現れる
例えば水力発電はダムに貯めた水を低いところに落として水車を回して発電するけど、
これもダムに貯めた水が持っていた重力による位置エネルギーが水車の回転を経て
電気エネルギーに変わる例だし、空気抵抗を抜きにすれば物体が落下しながら
どんどん加速するのも重力による位置エネルギーが運動エネルギーに変わるから
>>29の例だと、高いところにある褐色矮星のガスが持ってた重力の位置エネルギーが
白色矮星へ落ち込むときに熱や光のエネルギーに変わるから明るくなるってことかと >>33
ありがとう! よくわかった。そういや今読んでるブルーバックスにまさにそういう話が書いてあったわ >>22
ボクの褐色矮星も白色矮星と熱く衝突したいです(><) 地球の地熱も半分くらいは位置エネルギーの解放(集合生成時と重い物質が核に降りていく分)らしいしな。 >>36
あとはウランやトリウムの放射性崩壊で発生する熱だっけな >>36
そういう地熱(例えば温泉の熱源、地熱発電の熱源)の
エネルギー源の、一部が、地震という形で解放されて
いるんだろうか。
どう見ても、
(地球が熱的死を迎えるのに要する時間)
>>(地球の人類が誕生し滅ぶまでの時間)
かな。
文明を滅ぼす原因が巨大地震、ってことはないだろうが。 >1670年7月、はくちょう座の頭のあたりに突然、
>北斗七星の星々と同じくらい明るい新天体が出現した。
この観測事実の記述はどこの国の誰が記録したものかな? ホルムアルデビドが検出されたら
F☆☆☆☆は名乗れないなぁ
白色矮星と褐色矮星の合体だから
F☆☆、ってトコロか >>38
概ね、あなたの考えてることであっているが、
あなたの考えてるのは地球視点の話で、
天文・宇宙視点の話では、地球の持ってる熱エネルギー
(=大元のほとんどは、地球誕生時に太陽系内の塵の位置エネルギー、
放射性元素の崩壊によるエネルギーは誤差の範囲)
の放出は、地球から宇宙空間に熱が逃げることで、
地球の熱的死は、宇宙空間と同レベルになること
火山や地震で地球内部のエネルギーが解放されても、
エネルギーが地球内部から地球表面に移っただけなんだよね
・・・勿論、地球から地球周辺の宇宙への熱放出もあり、
それは常に起きている、同時に太陽から受ける熱もある
そう言う訳で、天文レベルでの地球の熱的死はない
地球が熱的死を迎える前に、太陽の赤色巨星化が始まり、
太陽に飲み込まれて地球が無くなると予想されてるから
しかし、その前の今から40億年後ぐらいに、
天の川銀河とアンドロメダ銀河の衝突が始まる
更に、もっと前の10〜20億年後ぐらいに、
マントル流/プレートテクトニクスが止まるとの予想
現世人類の子孫が生きていたとしても、
ホモ・サピエンスではない可能性が大
地球の歴史をヒトの大きさとしたら、
人類の歴史はコンドームの薄さ程度しかない >>42 38だけど、レスTNKS。
>地球の熱的死は、宇宙空間と同レベルになること
そりゃごもっとも。
けど、>38の熱的死とイメージしたのは、
>火山や地震で地球内部のエネルギーが解放されて
そういう災害から、ようやっと人類が免れる状況。
つまり
>更に、もっと前の10〜20億年後ぐらいに、
>マントル流/プレートテクトニクスが止まるとの予想
それそれ。
その運動が止まって火山や地震の不安からの解放で
「災害が無くなった。よかった」と安堵する状況。
しかし、運動が止まることが本当に良いことかどうか、
未知の状況に対する漠然とした不安は感じるけど。 >>43
つーか地球が冷え切って地質的に死んだら生物もヤバイんじゃないの?
地磁気がなくなって宇宙線が地表を直撃しそうな気がするんだが・・・
多分「地震も噴火もなくなったぜヨッシャー!」なんて喜んでいられる状況じゃ
なくなる気がする >>44
地磁気だよなぁ。
自分の知る範囲では鳥の渡りとかに必要らしいけど、
人間の生体には影響無いと言い切れるだろうかな。
気候は、多分に太陽からの放射熱が元だろうから、
熱量が現状維持だとすれば、あまり変化が無いかも
だけど。 >>43-44
マントル流が止まる−>地磁気が消える
マントルの主成分は鉄でゆっくりだが地球内部で鉄が回転してる
=発電機と同じ原理で磁気が発生してる、それが地磁気
地磁気が消える−>バンアレンタイなど電離層が消える
−>宇宙線や紫外線がより多く地表に到達する−>生物への影響大
過去に地磁気が消えたときは、生物の大量絶滅が起きているので
この段階で多細胞生物のほとんどが死滅すると思われ
まぁ、マントルも急に完全停止するわけじゃないので、
マントルが遅くなった段階で地磁気が弱くなり、
付随して起きる気象変動で、哺乳類や植物の激減が始まる >>46
マントルは熔けた岩石層じゃなかったっけ?
地表に出たのを「熔岩」と言うわけだし
ダイナモはマントルじゃなく核だと
マントル移動は地核と地殻の対流でそれに伴う地殻プレート運動
地磁気の変化は太陽活動など外的因子のほかに
海洋底プレートが沈む事で一時的(数千年から数万年)に磁場が乱れる この広い宇宙で衝突なんて、航空機事故より確率低そうなのに >>46
>>47
マントルは、溶けてないけど柔らかく対流できる岩石だな。
そこ以外は>>47でいいかと。
とにかくマントルは地磁気の生成場所ではない。影響は与えても。 >>40
フランスとポーランド。
ポーランドの方の記録は後にこぎつね座を設定したヘベリウスの観測。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています