0001しじみ ★
2018/08/04(土) 11:34:52.62ID:CAP_USER気象庁は現在、地震発生から約3分後を目標に津波警報や注意報を発表している。できるだけ迅速な発表を行うため、あらかじめ全国の海底断層による地震を想定、津波の高さや沿岸への到達時間を計算し、データベースに登録してある。地震が起きた場合は、データベースから似た地震を瞬時に探し出し、津波の大きさや到達時間を予測する運用を行っている。
ただ、津波は海底断層の向きやずれる方向で到達時の大きさが変わる。気象庁はこれまで、断層の向きについて、列島の沿岸もしくはプレート境界に平行する2通りしか想定していなかった。福島県沖の地震では南北方向を想定していたが、実際には北東―南西方向に延びる断層が動いた。その結果、気象庁は宮城県に到達する津波を過小評価し、警報の発表が遅れた。
津波を過小評価すると大きな被害につながりかねないため、気象庁は詳しい観測記録のある1994年以降の地震データを用い断層の向きを精査、93か所について修正を行った。同庁地震津波監視課は「従来より適切に警報を出せるようになった」と話している。
https://amd.c.yimg.jp/im_siggt4I1ufG8c3YPWJrWE6e42g---x395-y400-q90-exp3h-pril/amd/20180802-00050077-yom-000-23-view.jpg
読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/science/20180802-OYT1T50077.html