【環境】二酸化炭素を大気から吸収する新技術 加企業、低コストで[06/08]
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空気中の二酸化炭素を低コストで吸収する新技術を、カナダの企業がこのほど公表した。
二酸化炭素1トンを取り出す費用は100ドル(約1万1000円)以下と、従来の技術の6分の1になるという。
米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が後押しするカーボン・エンジニアリング社は、
二酸化炭素と再生可能エネルギーから合成液体燃料を生産することが目下の目標だとしている。
新技術に関する専門家によるピアレビュー(査読)を経た論文は、科学誌「ジュール」に掲載された。
■科学者たちの疑念
気候変動の原因になる二酸化炭素ガス問題を解決する技術的な「解決法」には常に、
科学者たちから一定の疑いの目が向けられてきた。
宇宙に太陽光の遮光板を建設したり、二酸化炭素を吸収する物質を海中に投入したりといったアイデアは、
温暖化ガスの排出削減を人々に訴えるという、平凡ながらも困難な取り組みから関心をそらしてしまい、
危険でもあると指摘されてきた。
しかし、二酸化炭素を空気から直接吸収する計画は実質的に森林保護と同じで、
幾分かはより現実的な方策だと考えられてきた。
このアイデアは、1990年代半ばに科学者のクラウス・ラックナー氏が最初に提唱したもので、
その後、いくつかのハイテク企業が二酸化炭素を取り除く設備の高価なプロトタイプを建造してきた。
スイス企業のクライムワークス社は昨年、炭素を空気から直接取り出す設備を発表し、
取り出された炭素を、近隣の温室設備で栽培されているトマトやキュウリの肥料として供給した。
カーボン・エンジニアリング社は今回、空気から直接取り出す技術の大幅な低コスト化に成功したと話している。
同社は2009年に、マイクロソフトのゲイツ氏やカナダのオイルサンド産業に投資する
ノーマン・マリー・エドワーズ氏から出資を受け設立された。
同社は2015年から試験場を操業しており、一日当たり1トンの二酸化炭素を空気から取り出しているという。
同社の技術では、工夫が施された冷却塔に送風機によって空気が運ばれ、二酸化炭素と反応する液体に接触する。
その後いくつかの工程を経て、より純度の高い二酸化炭素が抽出され、
二酸化炭素と反応する液体は空気接触器に戻される。
2011年に米国物理学会が行った研究では、
空気から二酸化炭素を直接取り出す費用は1トン当たり600ドルだと示唆されていたが、
カーボン・エンジニアリング社は、既存の技術を応用することで大幅なコスト削減が可能になったと説明する。
カーボン・エンジニアリング社を創業した米ハーバード大学のデイビッド・キース教授はBBCに対し、
「大きな前進だと言っているのは我が社だけではない」とし、
「本当はそうでないのに、我々を救ってくれる魔法の解決策だとか、あまりに高額でばかげていているとか、
人々に言われてしまうものから、実現でき有用な形で開発可能な産業技術だと、
この技術が考えられるようになるきっかけになると期待している」と語った。
キース教授は、「有用な形」が意味するのは、ただ二酸化炭素を空気から取り出すのではなく、
合成液体燃料の主要原料にできることだと話す。カーボン・エンジニアリング社は現在、
純粋な二酸化炭素と再生可能エネルギーを使って水から取り出した水素を組み合わせた液体燃料を一日約1バレル生産している。
キース教授は、「カーボン・エンジニアリング社が市場に提案しているのはまず、
二酸化炭素の量がプラスマイナスゼロになるカーボンニュートラルな燃料で、
その意味では排出ガスを削減する技術の一つに過ぎない。最終的には大気中の二酸化炭素を取り除いてはいない」と語った。
「我々の燃料工場の1日当たりの生産量は、長期的にはざっと2000バレルになると想定しているが、
次に建設する工場は、初の本格的な商業目的ながら大きさは10分の1になる。
我々は今それを開発していて、太陽光発電あるいは風力発電による非常に安価なエネルギー供給や、投資家を探している」
https://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/5DAD/production/_101918932_render1.jpg
https://ichef.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/B420/production/_101921164_ce6.png
https://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/13436/production/_101920987_ce5.jpg
BBCニュース
http://www.bbc.com/japanese/44409827
続く) 続き)>>1
■バイオ燃料よりも良い?
カーボン・エンジニアリング社は、バイオ燃料に対する同社の液体燃料アプローチの優位性は、
必要となる土地や水がずっと少ないことだと考えている。
キース教授は、もし同社の技術がほかのカーボンニュートラルな技術と同等の補助金を得られるなら、
資金調達が可能になり、かなり早期に工場を建設できると話した。
同業者からは、カーボン・エンジニアリング社が低コスト化を実現したことを歓迎する声が出ているが、
二酸化炭素を大気から取り出して、活用し貯蔵することの潜在性を生かすためには、
政府からさらなる後押しが必要だと考えている。
レイキャビク・エネジー社のエッダ・シフ・アラドティール氏はBBCに対し、
「空気から直接取り出す手法が1トン当たり100ドルというのは、
同様の技術の奨励策が全くない我々の現状からすると多少、大幅(な低下)だが、
コストを引き下げるには、個別の技術や代替可能な工程について、さらに開発し効率化するしかない」と語った。
アラドティール氏はアイスランドで、大気中の二酸化炭素を吸収し、地中奥深くに固体として保存する計画にかかわっている。
同氏は、「我々が直面している最も大きな課題は、パリ協定で合意された文言の後には行動がなくてはならないということだ。
気候変動の技術的解決策はすでにあるが、技術が幅広く実用化されるための奨励策あるいは義務化については、
各国議会の取り組みは十分でない。パリ協定を守るためには、この状況が早急に変わらなくてはならない」と指摘した。
カーボン・エンジニアリング社の関係者は課題の大きさを痛感している。
キース教授は、「我々が失敗する可能性はあらゆるところに転がっている」と語る。
しかし、キース教授は航空機や大型輸送の排出ガス問題は、電気自動車技術だけでは解決できないと考えている。
「液体燃料面でより良い革新が必要だ。
二酸化炭素と再生可能エネルギーによって取り出された水素を組み合わせるという、
このアプローチは突破口になる」
(英語記事 Key 'step forward' in cutting cost of removing CO2 from air)
https://www.bbc.com/news/science-environment-44396781
BBCニュース
http://www.bbc.com/japanese/44409827 石灰水にストローで息を吹き込んでぶくぶくやると白い沈殿物ができる小学生の実験と同じ >>3
吸収した分より出してるだろうがw
君が人間じゃ無く植物由来な生き物なら頑張ってくれ
と言うか人類滅ぼしてくれて良いよw 遺伝子操作でモコモコ増える藻か海藻みたいな新種植物作った方が効率よさそう 産業として成り立つ低コストならいちいち発表しないで
燃料販売で莫大な利益を上げてみたらどうなんですか バカの考えムダ食いに似たり
大気の二酸化炭素削減するためには余計なことをするな。
石油や石炭を燃やのをどんどん減らせ。
水を大切にして、植物と森林を増やして砂漠をなくせ。
海や川の破壊を止めて生態系を回復せい。 炭酸飲料の製造禁止
炭酸飲料を飲んだ場合ゲップ禁止 CO2を1t回収したら燃料はいくら作れるのかわからないけど
もし回収した燃料から石油のようなものが作れるなら画期的だな
投入した電力?がまたCO2経由で回収されて循環するため単純な
コストの比較ができないけどももしかしてうまく行けば結構安くなるんじゃないか 二酸化炭素を回収
石油燃料をつくる
石油燃料を燃やしてエネルギーを生み出す
そのとき二酸化炭素が排出される
こうやって二酸化炭素を媒介させるのは
なんとなく効率悪い印象
太陽から太陽光としてエネルギーが届いて
それを太陽電池で取り出して
それを利用するのが一番無駄がない気がする
まあ太陽電池が使える時間帯とか蓄電の性能とか
そういう問題もあるから話は単純じゃないのかもしれないけど >>1
この辺の話はどうなった?
【触媒科学】CO2から簡単にエタノールを生成する方法が偶然みつかる。常温反応で高効率、低コストが特長
http://potato.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1476953237/
http://news.mynavi.jp/news/2016/10/21/099/
同触媒は白金など高価なレアメタルを使っていないことから、産業用途で大規模に応用できる可能性がある。
研究チームは、その応用例として、太陽光発電や風力発電など出力の安定しない自然エネルギーの有効利用を挙げる。
これらの電力源から需要を上回る過剰な電力が供給されたとき、余剰電力をナノ触媒による電気化学反応に
利用すれば、余分な電気エネルギーをエタノールなどの化学燃料に変換して貯蔵することが可能になる。
CO2を効率的に炭化水素に変換する人工光合成技術が複数発表される
https://science.srad.jp/story/16/12/06/0523225/ 超大規模工事になるけど
@海から川かトンネル掘って砂漠に湖
A湖水が蒸発、周辺が湿潤に
B植物が芽生え、降雨も期待できる
の方が長期的にはいいんじゃね CO2増加を防ぐのが難しい現状では、現実的、最終的にはこういうCO2の除去、
固定装置を使う事になるんじゃないのか、とは思ってるので期待してはいるが 炭酸ガス濃度が低くなると光合成できなくなるぞ
地球を滅ぼす技術 温暖化の真犯人は炭酸ガスではなく
日射量の増加、雲がすくなくなってるから
1975年あたりから、火山活動や排ガス規制でエアロゾルが減少して
雲になる核(エアロゾル)がすくなくなった。
今後、火山活動が盛んになるから、冷却の方向に向かうかもしれん。 >>21
それ系の話は大抵、触媒の大量合成や耐久性の問題で実用化されず消えていくのが定番 >>25
海水の酸性化による
海の生物が死滅してるのは? >二酸化炭素1トンを取り出す費用は100ドル
高すぎてお話にならん
トン千円切るくらいでないと >>27
CO2と温暖化は関係ないって言ってるだけだから
その他の話は25的には関係ないと思う
まあ25が何というのかわからんけど
>>28
だな。ま、もっと下がるだろうし今後に期待するしか的な >>28
CO2を吸収する素材を作るのにエネルギーが必要だから無理じゃね? 個人的には人工光合成など太陽に晒しておけば
有機物が出来るシステムの開発に期待してwる >>21
製品化に向けて改良中
http://www.ethanolproducer.com/articles/15004/next-level-nanoscience
今のところの一番の問題は、CO2のうち16%がメタンと一酸化炭素になっちゃうこと、
二番目の問題は、生成したメタノールが水の中に溶けていること(蒸留しなきゃいけない)
あと、当然だけど、変換に電力を喰うこと、だね
逆に言えば、それくらいしか障害が無い、と記事では言ってる。
変換メカニズムがわからないことは、さして問題になってないw ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています