0001しじみ ★
2018/05/30(水) 01:11:17.10ID:CAP_USER(Adolescent and Young Adult=思春期と若い成人)世代のがんについて、
種類別の罹患(りかん)率を公表した。1年間にがんと診断されるAYA世代は推計約2万1千人。
10代は白血病、30代は女性の乳がんが最多だった。40歳未満に多いがんの種類を初めて分析し、
年齢層ごとに大きく異なる実態がわかった。
2009〜11年にがんと診断された患者のうち、
診断の根拠が明確など一定の基準を満たした27府県のデータを集め分析した。
人口10万人あたりで1年間にがんと診断された人数を示す罹患率は15〜19歳が14・2人、
20代31・1人、30代91・1人。人口に当てはめると、
15〜19歳約900人、20代約4200人、30代約1万6300人。
男女別では、男性約7300人、女性約1万4100人だった。
種類別にみると、男女合わせて15〜19歳では、
14歳以下の小児に最も多い白血病が同じく最多で24%。
20〜29歳では卵巣がんや精巣がんなどの「胚(はい)細胞腫瘍(しゅよう)・性腺腫瘍」が16%、
30〜39歳では女性乳がんが22%と最多。年齢層ごとに特徴がみられた。
成人のがんに多い上皮性のがんの割合は、15〜19歳で15・5%、
20代は46・1%、30歳代で70・8%と、年齢が上がるにつれて成人系のがんの割合が急増していた。
推計で年間約100万人ががんになる中、患者数が少ないAYA世代の対策は遅れていると指摘されてきた。
17年度から22年度までの「第3期がん対策推進基本計画」に
AYA世代のがん対策が初めて明記されたことも受けて今回、分析をした。
集計した国立がん研究センターの片野田耕太・がん統計・総合解析研究部長は
「AYA世代と一言で言っても年齢によってがんの種類は全く違っていた。
進学や就労などのタイミングとも重なる世代で、
2万人という患者数だけでは社会的なニーズは分からない部分もある。
詳細な分析によって、地域ごとの医療需要の把握が可能になり、
どの地域にどれぐらいの専門医が必要かの検討にも役立てられる。
医療体制の整備など支援対策を進めてほしい」と話している。
統計の詳細は、がん情報サービスのウェブサイト
(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/child_aya.html別ウインドウで開きます)で見ることができる。
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL5T6GF1L5TULBJ01D.html