「クマムシ」とは大きさ50マイクロメートル(約0.05mm)〜1.7mmほどの非常に小さい動物であり、
湿った地面から水中、深海から高山からまで非常に多様な環境に生息しています。
過酷な環境でも生き延びられるクマムシは、「非常に生命力の高い生き物」として知られていますが、
そんなクマムシが非常に大きいうんちをするムービーが撮影されました。

Tardigrades Apparently Do Huge Poops
https://www.livescience.com/62602-tardigrade-poop-video.html

ありとあらゆる環境に耐えられるクマムシは、
-270度という絶対零度に近い超低温から150度という水の沸点を超える温度を耐え抜き、
体の水分が3%になっても死ぬことがなく、人間だったら死亡するレベルの放射線や真空状態にも耐えることが可能。

そんなクマムシがうんちをする瞬間を捉えたムービーは、以下のツイートから見ることができます。
https://twitter.com/TessaMontague/status/996931371808550912

ハーバード大学の分子生物学の博士課程に在籍しているテッサ・モンタギュー氏は、
クマムシがうんちをする瞬間をムービーに捉えることに成功しました。
顕微鏡に映るクマムシの体内には、全長の1/3ほどの大きさをしたうんちが収められています。

クマムシは体を前後に動かしながら、ゆっくりとうんちを押し出して……
ついにうんちを出すことに成功。
クマムシは体外に出たうんちを後方の脚で蹴ります。

うんちを蹴り飛ばし、ゆっくりとクマムシは距離を取りました。

ムービーの撮影に成功したモンタギュー氏は、クマムシのうんちについて
「どれほどの頻度でクマムシがうんちをするのかはわかっていませんが、
それほど頻繁にうんちをするわけではないようです」と述べており、
偶然にもレアな映像を撮ることができて幸運だったとのこと。

また、モンタギュー氏は以前にもオンラインのビデオでクマムシがうんちをする瞬間を見たことがあったそうですが、
その場合もクマムシのうんちは非常に大きかったそうです。
モンタギュー氏は、「少なくとも私が見た2つの例からすれば、クマムシのうんちはとても大きいです」と語りました。

今回撮影されたムービーではクマムシの姿やうんちは白黒に映っていますが、
白黒に映っているのは顕微鏡のセッティングによるものだとのこと。
クマムシは地衣類や藻類を主食としているため、実物のうんこの色は「明るい緑色」だとモンダギュー氏は述べています。

関連ソース画像
https://i.gzn.jp/img/2018/05/21/tardigrades-apparently-do-huge-poops/01_m.jpg
https://i.gzn.jp/img/2018/05/21/tardigrades-apparently-do-huge-poops/img-snap03530_m.jpg
https://i.gzn.jp/img/2018/05/21/tardigrades-apparently-do-huge-poops/img-snap03531_m.jpg
https://i.gzn.jp/img/2018/05/21/tardigrades-apparently-do-huge-poops/img-snap03532_m.jpg
https://i.gzn.jp/img/2018/05/21/tardigrades-apparently-do-huge-poops/img-snap03533_m.jpg
https://i.gzn.jp/img/2018/05/21/tardigrades-apparently-do-huge-poops/img-snap03534_m.jpg

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180521-tardigrades-apparently-do-huge-poops/