0001しじみ ★
2018/03/12(月) 11:10:12.73ID:CAP_USER最新の工程表では廃炉作業には最長で40年かかる見込みです。廃炉への闘いはまだまだ長い道のりが続きます。
■廃炉作業完了 最長2051年
事故から7年となることしは、取り出し方法の具体的な検討を進めるほか、
3号機で使用済み燃料プールから核燃料を取り出す作業を行う予定です。
福島第一原発では6つの原子炉のうち、
1号機から3号機までの3基で核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が起き、
1号機と3号機、それに4号機で建屋が水素爆発しました。
国と東京電力が去年9月に2年ぶりにまとめた最新の工程表では、
すべての廃炉作業が完了するには最長で40年(〜2051年)かかるとしています。
中でも重要なのは、事故当時、それぞれの建屋の最上階に設けられた使用済み燃料プールからの「核燃料の取り出し」と、
溶け落ちた核燃料と構造物が混じった「燃料デブリ」の取り出しです。
■4号機は取り出し完了
事故当時、運転停止中だった4号機では、すべての核燃料が燃料プールに移されていてメルトダウンを免れ、
4年前に核燃料の取り出しが完了しています。
■3号機・ドーム型カバー完了
一方、1号機から3号機は、メルトダウンの影響で建屋の中が激しく汚染されたため、
除染やがれきの撤去が進められています。
作業が最も早く進む3号機では先月、
核燃料を取り出すために必要なドーム型のカバーや、クレーンなどの設置が完了しました。
東京電力は、燃料プールから核燃料を取り出す作業を3号機では、
遠隔操作の訓練を行うなど準備を進めたうえでことし秋ごろから実施。
1号機と2号機では2023年度からそれぞれ始める計画です。
■最大の難関はデブリ取り出し
次に「燃料デブリの取り出し」という廃炉工程の中で、最大の難関とされる作業についてです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180311/K10011360941_1803112148_1803112207_01_03.jpg
東京電力はこれまで、燃料デブリの取り出しに向けてロボットを使った調査を行っていて、
2号機や3号機の原子炉内部では燃料デブリと見られる塊が見つかっています。
■2号機は強い放射線
2号機では、ことし1月、原子炉を覆う「格納容器」の底で、
「燃料デブリ」と見られる小石状の堆積物があることが確認されました。
また、原子炉内にあった核燃料を束ねるケースの取っ手が落ちているのが確認されています。
さらに、原子炉の真下では、最大で1時間当たり8シーベルトの、
人を寄せつけない極めて強い放射線が測定されました。
■3号機の黒い塊
3号機では去年7月、
魚のマンボウに見立てた調査ロボットを原子炉の真下に当たる範囲に投入し、
内部の状況を調べました。
すると、格納容器の底に、
事故の前にはなかった岩のような黒い塊などが堆積しているのが見つかりました。
東京電力は燃料デブリの可能性が高い塊が確認されたと評価しました。
一方、1号機は去年3月、調査が行われましたが、燃料デブリは確認できませんでした。
■気中工法どこまで実現?
燃料デブリの取り出しにあたって大きな課題となるのが、
核燃料から出る極めて強い放射線の影響や放射性物質の飛散です。
これらを防ぐため、
これまで、格納容器を水で満たす「冠水工法」と呼ばれる方法が検討されてきましたが、
国と東京電力は、水位は低いままで空気中で取り出す「気中工法」という方法を軸に廃炉に取り組むとしています。
ただ、この方法では放射線の影響や放射性物質の飛散をどれだけ抑え、
安全対策を徹底できるかが課題です。
続きはソースで
NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180311/k10011360941000.html