宇宙は無限大であり、物質の最小単位は無限小である。
つまり、宇宙は無限大と無限小で出来ていて、しかも始まりも終わりもない。
これを定常宇宙と呼ぶかどうかはどうでもよい。
むしろ、宇宙は常に動的であるから定常というのはおかしい。

さて、宇宙が無限大ならば恒星は無限個あるわけだから、宇宙のどこでも
それらによる電磁波の強さは無限大になってしまうではないかという例のパラドックス。

宇宙で任意の球面上にある恒星の数はその半径の二乗に比例するが、
球の中心へ恒星一つから送られてくる電磁波の強さは半径の二乗に反比例するので、
これら2つを掛け合わせると半径に関係なく球面から送られてくる電磁波の強さは一定値となる。
この一定の強さが無限にある同心球面から送られてくるわけだから、宇宙のどこでも無限に明るくて
焼失してしまうではないかという考え。

これはむしろ「電磁波は超長距離では長波長にシフトする」との推定を強く示唆するものであろう。
そうであれば、任意の球面の半径が大きくなるほど球の中心に届く電磁波の強さは小さくなり、
無限個ある同心球面からの電磁波の強さの総和が無限大に発散しないシフトの仕方があるはずだ。
それは、ある値(現在も過去も同じ電磁波の強さであり、宇宙背景放射に関係する)に収束する距離の関数形状であろう。

そう、どのような形状で「電磁波は超長距離では長波長にシフトして赤方偏移する」のかを研究することこそが
本当に必要なことなのである。

これに気づいている人間はほとんどいない。
もともと宇宙論は素粒子論や量子論と同じく理系の落ちこぼれが集まる分野なので、
相対論などのデタラメな既存理論から脱却できない底辺脳集団であるから
この連中だけでは真実にたどり着くことなど到底無理なのである。

くっくっく