乃木坂46の喩えで宇宙際タイヒミュラー理論を説明
https://plaza.rakuten.co.jp/shinichi0329/diary/201701060000/
・メッセージの内容は宇宙際タイヒミューラー理論の内容・'筋書'に見事に対応している:
一般に、個人がどの程度 「社会の主流=群れ」について行くべきで、
どの程度 わが道を行くべきか、
つまり、この二種類の方針の「緊張関係」や「最適なバランス」というのは
ある意味、人類社会の「永遠の課題」とも言えますが、
宇宙際タイヒミューラー理論(=「IUTeich」)の数学的内容の
重要な部分に対応しているとも言えます。
「群れについて行く」ことは
IUTeichでは、「(数論的)正則構造」と呼ばれるものに対応していて、
それぞれが「わが道を行く」という状況は
IUTeichでは、「単解的構造」と呼ばれるものに対応しています。

歌詞の「誰かの後について行けば傷つかない」、
「その群れが総意だと、ひとまとめにされる」という部分は、
IUTeichの中で(数論的)正則構造が有効な(=「傷つかない」!)部分、
つまり、「ホッジ劇場」と呼ばれる構造の内部に対応していて、
この歌詞に合わせた、メンバー全員が腕を回転させる動きは、
ホッジ劇場の内部において群(=「群れ」!)が働くことによって成立する
対称性に対応していると見ることができます。

一方、「君は君らしく生きて行く自由があるんだ」、
「大人たちに支配されるな」という歌詞は、
IUTeichの中で正則構造から決定的に離脱する部分、
つまり、「Θリンク」と呼ばれる部分に対応していると見ることができます。
ちょうどこの歌詞のところで、
センターの平手友梨奈さんだけが拳を挙げる仕草をするわけですが、
その拳を挙げる仕草の形状は(数学用語でいうと)
「デルタ関数」(=一種の「デル杭」!)=「ガウス分布」によく似ていて、
「ガウス分布」は正に「Θリンク」そのものといってもよいものです。

また、「選べることが大事なんだ」、
「人に任せるな」、「行動しなければNoと伝わらない」という歌詞は、
その正則構造から離脱する際、
肝心な数学的構造は常識的なスキーム論(='人')任せにするのではなく、
遠アーベル幾何やIUTeichで用いられるようなアルゴリズムとして
明示的に記述するという'行動'を実行しないと、
その肝心な数学的構造はΘリンクの向こう側には通用しない
(='伝わらない')という状況に対応していると見ることができます。

一方、歌詞に登場する「自由」や「夢」はIUTeichの最終的な帰結である不等式
(=いわゆるABC予想やシュピロ予想の不等式)に対応していると見ることができますが、
それを「あきらめてしまったら、僕らは何のために生まれたのか」という歌詞は、
IUTeichを勉強する上において肝心なポイントである、
「何でその'夢の不等式'が従うか分からなくなったときは、
 そもそも何のためにΘリンクを定義したのか、改めて思い出すべきである」
という状況に見事に対応しているように思います。

また「列を乱すなとルールを説くけど、その目は死んでいる」
「夢を見ることは時には孤独にもなるよ」、「誰もいない道を進むんだ」、という歌詞は、
「'夢の不等式'を導くには正則構造(='列')を('乱して')放棄し、
 通常のスキーム論的数論幾何の常識(='ルール')が通用しない
 単解的な道を進むしかない」というIUTeichの状況に
(これまた見事に!)対応していると見ることができます。

とにかく、歌詞が細部まで余りにも見事にIUTeichの理論の展開に対応していることに
気付いたときはとても興奮・感動してしまい
(かなり「特異性の高い」お正月休みの過ごし方だと思いますが)、
その興奮・感動を読者の皆さんと分かち合いたくなりました!