メスを握ったのは中国のレン博士であり、サルの頭部と胴体の血管を結合することに無事成功、手術後のサルは安楽死させられるまで約20時間を生き抜いたという。また、移植された頭部では脳細胞の損傷も見られなかった。
カナヴェロ博士によれば、今回は脊髄の結合まで行われていないため、たとえサルを生かしておいても首から下を動かせることはできなかっただろうとしながらも、次のように語っている。

「これによって、頭部をマイナス15度まで冷やせば、脳にダメージを与えることなくサルが手術を乗り越えられることがわかりました」
「(人間への)頭部移植手術の実現に向け、大量のデータが集まりつつあります」