16世紀末の天正遣欧少年使節の一人、千々石ミゲルの墓とみられる長崎県諫早市の石碑を9月まで調査した市民グループは12日、
発掘した人の骨や歯の鑑定結果について「20〜40代の女性のものの可能性が高く、ミゲルの妻とみられる」と明らかにした。

 人の骨や歯は、石碑の土台下の空洞で発見された。レーダーによる調査では隣に別の空洞が見つかっていることから、
グループはこの空洞にミゲルが埋葬されたとみて、行政による追加調査を期待している。

 グループの依頼を受け長崎大などの専門家が分析した。

画像:千々石ミゲルの墓とみられる穴から出土した人の歯=9月、長崎県諫早市
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