これまで「恐竜のタマゴは白い」と言われ続け、多くの研究者も疑うことなくそう思っていたはずなのに、
オンライン学術誌「PeerJ」で、まさかの青緑のタマゴが公表されました。

なにこれ!?ユーズド感あるデニムのような鮮やかさに、恐竜ラバーはざわめいたことでしょう。
実はこのタマゴが1番最初に見つかったのは2015年の話で、
海外では研究者のインタビュー記事が公開されたりしていたのですが、今ほど反響はありませんでした。

研究内容や、考察が事細かにまとめられた文書を読むと、
まだまだ謎の多いこの生物へのロマンが広がっていくものなんですよね。

〈恐竜は鳥なの?トカゲなの?〉

今まで見つかってきたタマゴは、全て茶色や黒になってしまっていて、正確な色を特定することは出来ませんでした。
けれど、いちばん生態が近いとされているワニのタマゴも無色で、数少ない卵生の哺乳類、カモノハシとハリモグラもそうだったことから、
「恐竜のタマゴは白である」という定説を疑うことはなくここまできたのです。
色が付き始めたのは恐竜の時代が終わったあと。一部の鳥類が進化した時に、初めて生まれたものだと思われていました。
けれどこの発見で、「恐竜は、鳥より先に色付きの卵を産むように進化していた。
鳥が色付きの卵を産むのは、祖先である恐竜がそうしていたから」ということが分かったのです。

ティラノサウルスの顔は「トカゲ」にかなり近かったと言われたり、鳥のように羽毛に包まれていたと言われてきました。
両種の要素を持ち合わせていたのだろうけれど、今回のタマゴから考えると、思った以上に恐竜と鳥は近い存在なのかもしれませんね。


関連ソース画像
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TABI LABO
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